2022年7月21日の朝日新聞デジタルの表題の記事を紹介します。
「東京海上日動火災保険は7月から、分譲マンションの管理組合向けに、孤独死が起きた際の損害を補償する保険の販売を始めた。室内の清掃などで100万円以上かかる場合もあるといい、一人暮らしの高齢者の増加に伴い高まる孤独死のリスクに対応する。
「孤独死保険」は、入居者が孤独死して遺族が見つからず、管理組合が費用の支払いを求められた場合に補償する。室内の清掃や消毒にかかる費用のほか、相続人を探すための弁護士費用などが対象になる。
管理組合単位で加入する。年間の保険料は、100室あるマンションで、1事故あたりの支払い限度額が100万円の場合、5万円程度と試算している。内閣府によると、65歳以上の一人暮らしの人は2020年で約671万人と、10年に比べて4割増加した。高齢者の孤独死も増えており、東京都によると19年には23区内で65歳以上の3913人が孤独死し、09年より8割も多かった。東京海上は15年には賃貸のマンションやアパートなどのオーナー向けに、入居者の死亡時の清掃費用や、貸し出せない期間の家賃損失などを補償する保険を発売している。」
私が会社員時代にも、グループの管理会社の管理マンションでの高齢者孤独死の事故は結構発生していました。築年数の古いマンションでは居住者も高齢化しており、同様の事故が発生する可能性も高いです。遺族がいれば遺族の方が費用負担をしますが、身寄りのないお年寄りが住まわれているケースでは、ここで紹介されたような保険が必要なのかもしれません。
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