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こども食堂の機能をマンションにも採用

執筆者の写真: 快適マンションパートナーズ 石田快適マンションパートナーズ 石田

更新日:6 日前



 先日テレビを見ていたら「子ども食堂」についての識者のコメントがありました。全国に子ども食堂は約6000か所あり、当初は子供の貧困対策として、子供に夕食等を無料で提供していましたが、その後は、子供に限らず、生活困窮世帯やひとり親世帯にも、夕食等の提供をしていたり、また学校から帰っても、家に親がいない家庭の学童保育の役割を担ったり、その子供たちに勉強を教える学生ボランティアが集まったり、それ以外にも地域の人たちが集まって、現在は多世代交流の場になってきているとのことでした。

 こども食堂は、東京都大田区の八百屋の店主・近藤博子さんが、店の一角で2012年に始めた「だんだんワンコインこども食堂」が発祥だとされています。その後、子どもやその保護者だけでなく、地域の高齢者なども参加して一緒に食事をしていることもあります。子ども食堂、地域食堂、コミュニティー食堂、みんな食堂など、名称もさまざまです。


子ども食堂のメリットは以下の3点です。


(1)誰かと一緒に食事ができる

 誰かと一緒に食事をすることを「共食(きょうしょく)」といいます。共食は健康や健康な食生活とポジティブな関係があり、子ども食堂で共食の機会を持つことで、子どもの健康や健康な食生活に良い影響をもたらすことが期待できます。子ども食堂は、家庭で共食をすることが難しい子どもにとって、貴重な共食の機会となります。また、保護者や子ども食堂を開催している地域住民などの大人にとっても同様です。


(2)無料または安価で食事ができる

 子ども食堂は無料または安価で食事を提供しているので、経済的に困窮している家庭の子どもであっても利用しやすくなっています。さまざまな食事提供の形態があるので一概にはいえませんが、手作りであたたかく、さらには栄養バランスまで考えた食事が提供されていることも多くあります。


(3)地域の人とのつながりができる

 子ども食堂は子ども同士、親同士のコミュニケーションの機会になるだけでなく、食事を提供してくれる人や食事を食べに来た高齢者など、地域の多様な人とのつながりも育みます。参加する子どもや親の孤立防止(居場所)になるだけでなく、他の地域住民の孤立防止(居場所)にもなります。地域住民同士のつながりが強くなることで、防犯や地域活性化など他の面でも良い影響があるでしょう。


 この話を聞いていて、この仕組みをマンションで実施できないか?と思いました。

 集会室等を活用し、簡単な夕食を用意し、マンションの住民(主に一人暮らしや高齢者)に安価に提供します。実際に調理をお願いするのは、マンションにお住まいの高齢者です。調理担当者にはいくばくかの賃金をお支払いし、働き甲斐と、年金の足しになる生活費を支給します。また、1日1回、集会室に集まって食事をすることで、一人暮らしの人の孤独解消と、マンションコミュニティーの活性化を促します。もちろん子供も参加可能ですし、昼間は学童保育の場所としても活用可能です。

 マンションの地域コミュニティーの活性化策として、この取組は有効ではないか?と考えたしだいです。

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