私の住んでいるマンションは現在2回目の大規模修繕工事中です。1月末に完成予定なので、ほぼ工事が完了してきたのですが、改めてキーレスエントリーの快適さに驚かされています。
大規模修繕工事でどのような不便があるか?どんな設備を追加したいか?と大規模修繕工事の準備段階で入居者にアンケートしたところ、
「今のマンションは両手に荷物を持って、裏側の通用口から入室する際に、一度荷物を置いて、鍵を取りだし、鍵穴に差して、ドアを開けるのがとても面倒くさい。」
という意見がありました。また、最近の車のように、鍵を持っているだけで、マンションに入室できるようにして欲しいとの意見がありました。
最近の新築マンションでは顔認証等で、キーレスで入室できるマンション等が増えてきています。私の住んでいるマンションでも、管理会社からの紹介で顔認証システムを導入したのですが、マスクをしていると認証できないことや、認証するために、一定の場所からカメラをある程度の時間観る必要があり、ほとんど使われておらず、暗証番号による認証やキーを集合玄関機の鍵穴に差し込んでを使う人がほとんどでした。
それらを解決する手段として今回美和ロックのキーレスエントリーシステムである「ラクセス」を採用しました。
また通用口の片開ドアも自動ドアに変更し、ラクセスの受信機を設置することで、鍵を持っていれば、鍵穴に鍵を挿入しなくても入室できるようにしました。これで、アンケートにあった「裏側の通用口から入室する際に、一度荷物を置いて、鍵を取りだし、鍵穴に差して、ドアを開けるのがとても面倒くさい」という意見の解決も出来ました。
また、今回の工事では各戸の玄関ドアも交換したため、各戸の玄関ドアの鍵もラクセス対応の鍵に変更しました。この鍵は、鍵を持ったままで、ドアにあるスイッチを押せば、ドアの開錠が行えます。まさに、車のキーレスエントリーをマンションでも採用した形です。
今回の大規模修繕工事では、キーレスエントリー以外でも、蛍光灯の管球が製造中止になることから、蛍光灯の照明器具をすべてLED照明器具に変更しました。またその際に階段室の照明器具は人感センサー付きに変更しました。これでいちいちスイッチで点灯しなくても、照明がON・OFF出来ます。センサー技術の進歩により、これらの技術が大規模修繕工事でも採用できるようになりました。
入居者にとっては、かなり快適になったと思います。提案した私も、想像以上に快適になってびっくりです。
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