大規模修繕工事に先立って、各戸のバルコニーの片付けが必要になります。工事中はバルコニー床シートの張替えや、サッシ廻りのシーリング打ち替え、排水溝の防水、天井・壁の塗装工事等があるため、工事の邪魔になるものはすべて撤去の必要があります。基本的には、物干し竿とエアコン室外機以外は、全て撤去し、工事中はすべて室内に保管する必要があります。
多くのお宅では、この機会にバルコニーに置いていた不要なものの片付けを行うことになります。私のマンションでも、大規模修繕工事の機会に、バルコニー床に敷いていたウッドデッキや、屋外物置を解体し廃棄しました。
気の利いた施工会社では、工事中に出るゴミとは別に、居住者のバルコニーから出る上記のような廃棄物をゴミコンテナで引き取ってくれる所があります。また、室内に置きたくない大型の荷物や植木等を、工事中保管するスペースを用意してくれる施工会社もあります。管理会社によっては、不用品の買取サービスを行っている会社もありますので、大規模修繕工事の開始前には、このようなサービスや、ゴミコンテナの設置を、施工会社や管理会社に依頼してみましょう。
私がコンサルしている物件では、入居者用のバルコニー片付けの為のゴミコンテナを、予め見積もり明細に記入し、工事代金に含んで発注するようにしています。
Comments