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シーリング工事について

最終更新: 3月12日



 今回は大規模修繕工事で使用するシーリング工事についてのお話です。皆さんはシーリング工事と言ってもピンとこないかもしれませんね。シーリング工事とは、コンクリートの打継面や、サッシ廻りに施工するゴム状の防水材です。シールと言ったり、コーキングと言ったりもします。

 このシーリング工事で使うシーリング材にも、使用部位によって、使用材料が異なります。以下、その種類と特徴を記載します。

アクリル系

 最も安価なシーリング材ですが、耐久性も低く、8年~10年程度でひび割れてしまうことから、改修工事では、ほとんど使用されません。

ウレタン系

 密着性にすぐれ、硬化すると弾力性もあることから、コンクリートのひび割れ補修等に使用されます。ただし、太陽の紫外線に弱いことから、劣化を防ぐため、ウレタン系シーリングの上には塗装で被膜をつくる必要があります。外壁が塗装仕上げの場合のコンクリート打継部や伸縮目地部分に使用されるシーリングです。

ポリサルファイド系

 価格的に変性シリコンより安く、表面にゴミやホコリが付きにくいことから、外壁がタイル張りの場合の打継目地や、伸縮目地に使用されます。ただし、上に塗料を塗ると軟化したり、変色したりするので、表面に塗装仕上げはしないよう注意が必要です。

変性シリコン系

 適用範囲が一番広いシーリングです。また、シーリング上の塗装もできるので、使用後のクレームも最も少ないシーリングになります。デメリットとしては、他のシーリング材料よりも高価なこと。

シリコン系

 ガラス廻りやアルミパネル廻りに使用します。

まとめ

 では、大規模修繕工事時にどの工法をお勧めするか?外壁が塗装仕上げであればウレタン系のシーリングが価格も安く、また密着性も良くお勧めです。タイル張りの場合は、ポリサルファイド系または変性シリコンになりますが、玄関ドア枠やPSドアの塗装がある場合は、その部分は変性シリコンとしたほうが、後々のクレームも少なくなるでしょう。

 最近は、15年保障のある高耐久シーリング材も開発されています。価格は上がりますが、大規模修繕工事の修繕周期とも期間が合うためお勧めです。また、2回目の大規模修繕工事時に、シーリング材を撤去したところ、新築時のシールの上に、新しいシーリングを増し打ちしただけという工事も発見されています。施工監理においては、既存シールの撤去状況の確認と、施工前のプライマーの塗布状況の確認が重要になります。

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