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  • 執筆者の写真快適マンションパートナーズ 石田

タワーマンションで心停止になった場合のリスク



 先日、看護師の娘と話していて、タワーマンションで心停止になった場合、救急隊員の到着に手間取り死亡リスクが高まるという研究結果が海外にあると聞きました。


 気になって調べてみると、カナダで調べた院外心停止において1階あるいは2階在住の人5998人と、3階以上在住の人1844人を比較した研究結果がありました。

・1階あるいは2階の住人が心停止に陥った際の生存率:4.2%

・3階以上の住人が心停止に陥った際の生存率:2.6%

・16階以上の住人が心停止に陥った際の生存率:0.9%(2/216)

・25階以上の住人が心停止に陥った際の生存率:0%(0/30)


 上記結果から、高層階に在住している人ほど、突然の心停止時の救命率が低くなっています。特に25階以上になると、絶望的なデータです。

 突然の心停止になった場合は、救急隊やAEDが傷病者の元に1分でも1秒でも早く達することが重要です。心臓が原因の心停止(心室細動)の場合は、1分対応が遅れるごとに7-10%生存率が低下することが知られています。


 タワーマンションは自宅に到着するまでに時間がかかるので、あながち間違ったデータとも思えません。タワーマンションについてはセキュリティが厳重なこと(5回もセキュリティチェックがある・入居者の許可がなければエレベーターのボタンが反応しない))や、構造が複雑(建物が何棟にも分かれている・高層階と低層階で乗るエレベーターが違う・入居者用と別のサービス用エレベーターに乗らなければいけない等)で部屋まで行くのにとても時間がかかるという記述や宅配ピザが時間以内に届かなかったという話もあります。


 セキュリティの向上は重要ですが、やりすぎると緊急時の対応に不安がある結果となります。タワーマンションの購入を考えている人は、これらのことも注意する必要があります。


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