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ハリネズミのジレンマ

執筆者の写真: 快適マンションパートナーズ 石田快適マンションパートナーズ 石田

更新日:1月14日



 ハリネズミは全身が針で覆われているために、お互いが近づきすぎると、互いを傷つけてしまいます。仲良くなりたいのに、仲良くなれない比喩で使われている言葉のようです。


 先日のマンション管理無料相談会で、組合員間の対立や管理会社への不満から、裁判を行いたい・国の監督官庁に訴えたいという相談が2件、立て続けにありました。

 ただ、話を良く聞いていくと、相談者本人の思い込みや、誤解・妄想が膨らみすぎて、被害者意識が高くなりすぎての相談のようにも思います。


 相談者には、その意見は組合総意の意見ですか?あなた個人の意見ですか?相手方と充分話し合いをしましたか?と問いかけましたが、返答が曖昧です。


 誰にも相談せず、個人の思い込みで行動しているように思います。

 相談者には、まず管理組合内で同じ問題意識を持っている人同士で団結し、相手方と充分話し合い、それでも納得できないのであれば、初めて監督官庁への訴えや、裁判という手続きをすればどうですか?とアドバイスしました。


 相手方に敵意を持って接すると相手方も構えて対応するために、交渉事はうまくいきません。ハリネズミの針の衣を脱いでから接する必要があるように思いました。

 

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