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バルコニーに閉じ込められる

更新日:2022年7月7日



 会社員時代にも会社のコールセンターに連絡のあった事故で、「バルコニーに閉じ込められた」という事故があります。主婦が洗濯物を干しているときに、幼児がサッシのクレセントを閉めてしまい、部屋に入れなくなったというのが多い事例です。「開けて !」と言っても、幼児には意味がわからず、お母さんがいないので大泣きし、あげくの果てに寝てしまった。というケースもありました。携帯電話があれば、ご主人や管理会社に電話できますが、携帯電話もなく、寒い冬等であれば、命の危険も伴います。


 こういう場合の最終手段としては、自宅のガラスを割るか、隔て板を壊して隣の住戸に助けを求めるかしか方法はありません。修理費用を考えると隔て板を壊した方が安くなります。また、避難ハッチのあるお宅であれば、避難ハッチを開けて下階に下りれば修理費用は発生しません。冷静になって物干し竿等を使って、隔て板を破壊し、隣戸へ助けを求めるのが理想ですが、隣戸も共働き等で昼間不在であれば、もう一つ隣まで行くか、自宅の窓ガラスを割るかは考え所です。

 また、分譲マンションの場合は住戸の鍵は管理会社が持っていないことが一般的です。管理組合と警備会社で契約して、緊急時に限り、警備員が出向き鍵の開錠をおこなうサービスもあるので、今後の高齢化を見据えて、「鍵の預かりサービス」をマンションで導入するのもいいと思います。


 ネットで見ると、119番に電話して消防隊に玄関ドアの鍵を破壊してもらった例や、はしご車で救助してもらったという事例もありました。(どちらにしてもいちオオゴトですが・・・)


 対策として、幼児が鍵を安易に閉めれないように、少し窓を開けておくことや、窓が閉まらないようにクッション等を窓に挟んでおくこと、いつも携帯電話は肌身離さず持っておくこと等が考えられます。


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