ベランピングとは、「ベランダ」と「グランピング」を組み合わせた造語です。グランピングは、グラマラス(おしゃれ・華やか)なキャンプのことなので、ベランピングは自宅のベランダを使ってやるおしゃれキャンプといったところ。 コロナ禍の外出自粛でアウトドアが楽しめない時期にも、「家にいながらキャンプ気分が味わえる!」とSNSなどで人気が広まりました。本格的なキャンプのような設備は不要で、移動の必要もないので手軽に挑戦することができます。自宅のベランダなのでトイレなどの不安もなく、小さなお子様と一緒でも安心なのがメリットです。
有意義に自宅でベランピングを楽しみたいものですが、隣近所に迷惑を掛けないように以下の4つのことには最低限気をつけてください。
注意点その1:火気厳禁!調理は屋内でする
自宅のベランダでキャンプの雰囲気を味わうのがベランピングですが、グリルや七輪はもちろん、ガスコンロやバーナーを含めた火気の使用は絶対にしてはいけません。
キャンプ気分に浸るためにベランダで調理したものを食べたいという気持ちもわかりますが、ベランダでの調理は隣近所の住人に迷惑をかけてしまう可能性が極めて高いです。
たとえば、もし隣の部屋の住民がベランダで火を使って料理をすれば当然煙が流れてきます。すると洗濯物に臭いがついたり、部屋の中にまで煙や臭いが充満してしまうこともあります。
管理規約でベランダ等の共用部での火気使用は厳禁と書かれている場合はもちろん、記載がない場合であってもベランダで火を使った調理は行わず、キッチンで作ってベランダで食べるようにしましょう。
注意点その2:なるべく静かに楽しむ
ベランダでの物音は思っている以上に隣近所に響きます。特に2人以上でお酒を飲みながらのベランピングは会話が大きくなり隣近所に迷惑をかけてしまいがちです。ベランピングでは、なるべく会話は静かにしましょう。
夜間のばあいは特にそうですが、日中であっても周りに人が住んでいることを忘れず、静かにベランピングを楽しみましょう。
注意点その3:サンシェードなどで目隠しをする
ベランダの向かい側に隣のマンションやアパートが建っていたり道路に面しているということも多いでしょう。リラックスしたいベランピングですが、近隣住民の目線が気になってしまうこともあります。しかし、それ以上に配慮するべきことはベランピングの明かりが漏れて周囲の迷惑となったり、こちらの視線が近隣住民にとってストレスとなる場合もあります。
近隣住民のプライベートを守るためサンシェードなどで目隠しは必ずするようにしましょう。
注意点その4:ベランピングのグッズは毎回片付ける
マンションのベランダは専有部ではなく共用部です。そのため、緊急時に荷物等が邪魔で避難ができない場合、過失責任を負う可能性もあります。また、テーブルや椅子が強風で転倒しベランダから落下したとなると大惨事です。そのためベランピングの後は机や椅子などは毎回室内に片付けるようにしましょう。
コロナ過で、外出もままならない家庭にとっては、非日常感を味わえるべランピングはお勧めです。まずは、椅子とテーブルを持ち出して、お茶や食事をベランダで行うだけでも、気分転換になるのではないでしょうか?また家にこもりがちな子供にとっても、非日常が味わえ楽しい思い出になると思います。
上に記載したルールを守って、べランピングを楽しんでください。
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