
今回はSDGs(エス・ディー・ジーズ)のお話です。この言葉は「持続可能な開発目標」と訳され、2015年に国連にて採択されました。2030年までをゴールに、17分野において目標が設定されています。
その中で、使い捨てプラスチックによる海洋汚染が問題となり、日本においてもレジ袋の有料化や、ストローを紙製に変える、飲み物をマイボトルに入れて持ち歩く運動などが推奨されています。コロナ対策で有名になった大阪府の吉村知事も、大阪府の会議にはペットボトルを使わないと2019年6月14日の朝日新聞で語っています。
そのような状況を受け、東京農工大学では、マイボトル持参運動と、無料の給水スポットの設置を行うなど、改めて冷水器の需要が高まっているそうです。また、環境への意識の高い企業では、冷水器の設置が増えているそうです。
しかし以前からある冷水器は雑菌侵入の恐れもあり、不衛生であると、学校等でも採用が減ってきている状況でした。
玄関ホール等に浄水器機能付き冷水器設置の提案
このような社会情勢の中、浄水器メーカーさんから、玄関ホール等の共用部に浄水器機能付き冷水器設置の提案がありました。浄水器機能付きなので、以前の冷水器で問題視されていた雑菌の繁殖等のおそれもありません。
電源と給水装置があれば設置可能とのことで、利用ニーズとしては、以下の2点が考えられます。
① 小学生等のマイボトルへの給水に利用。
② 各家庭で利用する飲み水への利用。
最近の小学生は学校へはもちろん、遊びに行くときもマイボトル持参で遊びに行くそうです。暑い夏の時期は熱中症の心配もあり、玄関ホールに無料の浄水器機能付き冷水器があれば、より安心です。
また、各家庭でも安心安全な飲み水へのニーズは高く、浄水器を設置したり、ウォーターサーバーを設置したり、ミネラルウォーターを買って帰ったりと、皆さん工夫されています。スーパーマーケットでは客寄せの目的で無料の浄水器を設置している店もあります。わざわざスーパーマーケットまで行かなくても、玄関ホールに無料の浄水器があれば、使われるのではないでしょうか?
価格的にもそれほど高くなく、リースの場合は5年間、月々5000円程度の負担で設置可能とのこと、あとは水道代・電気代と年1回の浄水カートリッジの交換で、採用可能とのこと、各家庭で浄水器を設置したり、ミネラルウォーターを買うことに比べれば、ずっと経済的です。
大規模修繕工事時のバリューアップ提案のひとつとして、是非検討いただければと思います。
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