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  • 執筆者の写真快適マンションパートナーズ 石田

マンションのメーターボックスとは?役割と注意点

更新日:2023年9月29日



 2023年2月22日のアルファジャーナルの表題の記事を紹介します。


「マンションのメーターボックスは一般的には住戸の玄関付近にあり、各住戸に必要なライフラインの設備や配管を収納するスペースとして設けられています。



 入居してからこれまで、一度も開けたことがない人もいるかも知れません。しかし実は水漏れが発生した時や、地震などの災害時には、入居者自らが開けて確認や操作をすることもあります。  そこで今回は、あまり知られていないメーターボックスについて使い方、注意点について紹介します。


メーターボックスの中にあるもの

 メーターボックスは、電気・水道・ガスなどのライフラインの使用量を測るメーターとその配管が収納され、主に検針や点検を行う際に使われるスペースです。入居者が不在の時でも確認ができるように専有部の外側(共用部)に設置され、図面上では「MB」と表記されることが多いでしょう。



給湯器

 水をお湯に変える機器。ガスを使うものと電気を使うものがあります。

ガスメーター

 ガスの使用量を確認するためのメーター。主に検針のために使用します。

電気メーター

 電気の使用量を確認するためのメーター。主に検針のために使用しますが、スマートメーターの導入以降は電気の検針は遠隔で行うマンションが多くなってきました。

止水栓

 各住戸における水道の大元の栓です。緊急時やメンテナンス時に開閉することがあります。

水道メーター

 水道の使用量を確認するためのメーターです。主に検針員が2か月に1度の検針のために使用します。


入居者がメーターボックスを開ける時

 基本的には検針のためのスペースですので、入居者が日常生活でメーターボックスを開ける必要はありません。しかし災害や水漏れなどの緊急時、またメーターボックスから異音・異臭がするなどの異常を感じたときは、入居者自らが開けて確認や操作を行うこともあります。


水漏れの疑いがある時

 水漏れが起きたが漏水箇所が特定できない場合や、水道料金の請求時に「いつもより高い気がする」と思った場合には、入居者がメーターボックス内の水道メーターを確認します。

 住戸内の蛇口をすべて閉めたうえで、水道メーターが回っていないか確認をしましょう。発砲スチロールの上部を開くと、水道メーターが確認できます。



 住戸内で水を使っていないにもかかわらず水道メーターが回っている場合は、どこからか水が漏れていると考えられます。止水栓で水を止めて管理会社に連絡をしましょう。




地震や台風などの災害時

 地震や台風などの災害時は、振動や衝撃によりライフラインの配管の一部が破損することがあります。災害時はまず身の安全を確保し、落ち着いた後に二次災害を防ぐためガスや水道の元栓を閉めましょう。


ガスの元栓

 ガスの元栓は、メーターボックス内にあるガスメーターと繋がった管のつまみ部分にあります。



水道

 災害後、住戸内で水漏れが発生している場合は、速やかに止水栓を閉め管理会社に連絡をします。また蛇口からの水量が明らかに少なくなった場合も、管理会社もしくは水道局へ連絡し、状態を見てもらいましょう。


メーターボックスの「倉庫」利用はNG。その理由

 玄関横の”ちょっとしたスペース”であるメーターボックス。ついつい住戸内に持ち込みたくない物を置いて、倉庫代わりに使いたくなるかも知れません。しかしメーターボックス内に私物を置くことはできません。


メーターボックスは共用部

 メーターボックスのスペースは共用部に該当します。多くのマンションでは、共用部において、目的に応じた用法に従って使用するように定められています。メーターボックスは検針や点検のためのスペースであり、それ以外の使い方はできません。


共用部に私物は置けない

 検針や緊急時の点検等のため、メーターボックスには鍵がなく、入居者以外も開閉が可能なスペースです。したがって入れた物がいつのまにか紛失してしまう可能性がありますし、点検のため物を移動させる際に破損する可能性もあります。

 またメーターボックスはそもそも収納のためのスペースではありませんので、物を入れることで検針の邪魔になります。


 マンションは、入居者皆さんの大切な資産です。ルールを守ってみなさんが快適に過ごせるよう心がけましょう。」


 普段開けることが少ないメーターボックスですが、内部には住戸内のライフラインを守る重要な機器が設置されています。この記事にあるように、水道の止水方法や、ガスが止ったときの復旧方法は重要ですので、一度お住まいのメーターボックス内を確認し、どこにどのような機器が設置されているか確認しておきましょう。

 また、メーターボックスは専有部ではなく、共用部だという認識も重要です。物置等には使用できません。一方住戸内のPSは共用の排水竪管は共用部ですが、配管廻りを覆っている壁は専有部分になります。見栄えは良くありませんが、トイレを広くするためにPS廻りの壁を取っ払って、排水管を露出で見せることも、リフォーム工事では可能になります。

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