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執筆者の写真快適マンションパートナーズ 石田

マンションの植樹の剪定問題

更新日:2022年5月12日



 私の住んでいるマンションで、先日イチョウの大木の剪定がありましたが、あまりの無残さに唖然としました。幹だけを残して、大きく張り出した横枝も含めて、すべての枝が幹から50cm程度のところから伐採されています。まるで剪定した後は、エンピツのような無残な姿になってしまいました。マンションの理事会に問い合わせたところ、理事会も、このような剪定は望んでいなかったとのこと。 あまりに酷さにあきれていました。

 改めて、最近の街路樹の剪定を見てみると、同じように丸裸にされたエンピツ形状の植木を良くみます。街路樹は枯葉の処置や、手入れの簡単さを優先して、そのような伐採方法を取っているのかもしれませんが、マンションの植樹は、長年大切に育ててきた樹木であり、また、植栽が立派になることで、マンションの風格もアップするので、邪魔な小枝を梳く程度で、樹形はそのままに保って欲しいと思います。


 今回の件を理事会も反省し、植樹の剪定については伐採基準書を作成し、発注時にこの伐採基準を守ってもらうように、今後は注意していくことになりました。


マンションで定めた剪定の基本は以下の通りです。

① 樹形は保ったままで剪定を実施する。

② 大きく育った横枝は剪定しない

③ 剪定するのは、横枝からさらに伸びて邪魔になった小枝等に限る


 ネット等で見ると、もっと悲惨な剪定写真が載っていました。もっとも酷い剪定例は幹部分を地上から3m程度の高さのところから、水平にぶった切る剪定方法です。役所の予算不足で3年に1回程度しか剪定できないために、そのようなひどい剪定になっているそうですが、それなら元から植えなければいいのにと思ってしまいます。



 また、私が住んでいる地区の街路樹は、枯葉が落ちて掃除が大変と近隣からクレームが来るためか、葉っぱが色づく前に、丸裸に剪定されてしまいます。何のために植樹しているのかという思いです。


 せめてマンション内の木々だけでも、自然に近い環境で育てたいと思います。


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