
マンションすまい・る債とは、政府が全額出資する独立法人住宅金融支援機構が発行する大規模修繕に向けた修繕金の積み立てをサポートする利付10年債権です。
10年後の満期まで毎年1回、合計10回の利息が受け取れます。1口50万円単位で、同一口数で10回継続して購入可能です。中途解約でも手数料はかからず、購入金額(元本)に所定の利息を加えた金額が受け取れます。
毎年受け取れる利息を合計すると10年目の平均利息は0.4%と、最近の銀行の定期預金と比べると各段にお得です。
またマンションすまい・る債を積み立てている管理組合が、修繕積立金が足りず、借入を行う時にも0.2%の優遇金利が受けられるなどとても魅力的な商品です。
デメリットとして唯一考えられるのが、募集口数が決まっていることと申し込み期間が限定されていること。毎年15万口が応募受付期間内(4月18日から10月14日)で先着順に受け付け、口数がなくなれば終了するとのことです。
今は銀行に定期預金で預けていても金利が低いため、年1回の会計監査で残高証明をとれば、その費用の方が金利よりも高くなってしまうような状況です。ペイオフ対策で多くの銀行に定期預金の口座で修繕積立金を積み立てている管理組合は、マンションすまい・る債の活用を検討すればいかがでしょうか?
修繕積立金の預け入れ先としては、ベストな選択だと思います。
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