日本マンション管理士会連合会(日管連)の提供するサービスに「マンション管理適正化診断サービス」があります。マンション管理適正化診断サービスとは、日管連に所属する診断マンション管理士が、実際にマンションにお伺いし、管理運営状況・修繕計画状況・法定点検・修繕工事実施結果等を、書類およびヒアリングによって診断し、診断結果やアドバイスを記載した診断レポートを作成します。その結果をもとに、そのマンションの管理状況を[S・A・B・C]の4つのランク付けを行うサービスです。この診断レポートをもとに、課題を解決していけば、管理状況の改善に活用できます。
またこの診断結果でSランクやAランクに評価されたマンションは、日新火災の火災保険(マンションドクター)の保険費用が安くなるという特典もついています。
火災保険は自然災害の増加にもより値上げが続いています。この秋にも10数%の値上げが予定されている状況です。
そのような状況を受けて、この「マンション管理適正化診断サービス」の診断依頼が増えています。マンション共用部の火災保険の掛け金を安くしようと思っている管理組合も増えてきています。
その結果この4月9日で「マンション管理適正化診断サービス」の診断を受けたマンションが累計で2万棟となりました。香川県でも、年間10棟前後のマンションが、この診断サービスを受けています。この診断評価は5年間有効なので、5年間で50棟、香川県内の分譲マンションが500棟超なので、約1割程度のマンションが「マンション管理適正化診断サービス」の診断を受けていることになります。
「マンション管理適正化診断サービス」を受けるにあたって、診断費用は必要ありません。また、診断を受けたからといって、日新火災の火災保険に入るかどうかは任意であり、強制ではありません。
是非、この診断を受けて自分の住んでいるマンションの管理上の課題を見つけて欲しいと思います。
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