• 快適マンションパートナーズ 石田

ユニバーサルデザインとは

更新日:2021年9月30日



 2021年9月5日に東京パラリンピックが閉会しました。今回のパラリンピックのテーマに「多様性と調和」がありました。競技を見ていても、障害の程度に併せて、色々なランクがあり、障がい者と一括りにはできないと感じました。


 高齢者や障がい者にも優しい仕様として従来からバリアフリーという考え方がありますが、もう一歩進めて、年齢・性別・人種を問わず、全ての人に優しい仕様としてユニバーサルデザインという考え方が主流になってきています。

 オリンピックの開会式で話題になったピクトグラムも、ユニバーサルデザインの考え方にたって作られたサインです。ピクトグラムは世界中の人が言葉がわからなくても、トイレの位置等がわかるようにデザインされています。ピクトグラムは前回の東京オリンピックの際に、英語が不得意な日本人が説明しなくても、外国人がトイレ等がわかるように作られたそうです。


 例えば両者の違いを公衆トイレで考えた場合、バリアフリーの考え方で作られたトイレは、車いす対応トイレですが、ユニバーサルデザインの考え方で作られたトイレは多目的トイレとなります。車いす利用者だけでなく、オストメイト用洗浄機やベビーベッド等を設置し、人口肛門を持った障がい者や赤ちゃんずれのお父さんお母さん、また性別にかかわらず利用可能にすることでLGBTにも対応したトイレとなります。同じトイレでも、考え方の違いによって利用できる人の対象が変わってきます。

 このようにユニバーサルデザインはバリアフリーも含んだ大きな考え方です。


 最近は建築でもユニバーサルデザインの考えで作られた設備が増えてきています。コンセントの位置を高くしてしゃがまなくても抜き差しが楽に出来るようにしたり、逆にスイッチの位置を低くして、子供や車いすの方でも操作を楽にしたり、センサー付きライトや、自動洗浄のトイレ、センサーの働きで水が出る水栓等、誰もが便利で使いやすい商品が、数多く発売されています。


 マンションの共有部でも、新築マンションでは、風除室の自動ドア化やオートロックのノンタッチキー化・センサー付照明やエレベーター内に鏡や椅子を設置する等、従来からよくあったスロープの設置や、階段に手すり設置等のバリアフリーから一歩進めて、ユニバーサルデザインの考えで、つくられたマンションが増えてきています。

 大規模修繕工事の折に、ユニバーサルデザインの観点で施設の更新を考えてもいいかもしれません。


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