2022年6月22日の朝日新聞の表題の記事を紹介します。
「ロボットが大型の駐車場で空いたスペースを探し、とめてくれるサービスが開発されている。三菱重工業が21日、実証試験を公開した。「自動バレーパーキング」と呼ばれるシステムで、空港やテーマパークなどでの実用化をめざす。
今回の試験は、酒々井プレミアム・アウトレット(千葉県酒々井町)の関係者駐車場で行われている。乗降場に車を置いておけば、ロボットがタイヤを持ち上げて駐車場へ運んでくれる。帰る前にスマホアプリで出庫予約をすれば、乗降場に戻してくれる。施設側には、限られたスペースに多くの車をとめられる利点がある。
ロボットは仏ベンチャーのスタンレーロボティクス製だ。GPSで位置を把握し、障害物を避けるセンサーもあって、車を傷つけることはないという。駐車エリアに人は入らないようにする。商業施設などのほか、自動車メーカーが完成車を運ぶときに使うことも想定される。
駐車場の広さに応じたロボットの台数など詰める点が残っており、実用化の時期は未定だ。
会社員時代にマンションの企画を考えるセミナーに参加した折に言われたのが、高級マンションで採用すべき駐車場サービスはバレットパーキングサービスだということです。
バレットパーキングとは、ネットで調べると「ホテルやレストラン、カジノやショッピングモールで係員が駐車を代行し、外出時、車を出してくれる有料のサービスを指します。 発音の違いで、バレイ、またはバレーパーキングと発音することもあります。」と書かれています。
高級ホテルや高級旅館で、車寄せで車を止めて荷物を下ろすと、あとはドアマン等が、車を預かってくれますが、あれがバレットパーキングサービスです。
このサービスの良いところは、駐車のプロが運転してくれるので、駐車場のスペースを空けずに駐車することが出来、また場合によっては、車路部分にも駐車するため、駐車場スペースを削減することが可能だということです。
利用者も玄関の車寄せまで運転すれば、あとは係員に任せられるので、余分な手間がかかりません。ただ、そのために人を雇う必要があり、人件費の高い日本では採用が難しいと思っていました。今回の記事を見て、このロボットが実用化されれば、マンションでもバレットパーキングサービスが可能になると思いました。駐車場の車路部分にも車を停められるため、機械式駐車場にしなくても駐車場が確保できます。
早く実用化して欲しいと思います。
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