先日あるマンションの理事長から大規模修繕コンサルタントの採用を検討しているという話がありました。
その折に、いままで実施したマンションのリストを提出して欲しいとの要望があり、過去の実施物件のリストを提出したのですが、その理事長は管理会社のフロントマンと相談し、そのリストの中にある同じ管理会社が管理しているマンションの理事長に、大規模修繕工事を設計監理方式で実施したことのメリットと、私の会社の評判をヒアリングしたそうです。
ヒアリングを受けたマンションの現理事長は、私がコンサルタントしていた時の修繕委員の方であり、設計監理方式を採用して、工事費用がどのように下がったかや、設計コンサルタントとしての、私への評価を行っていただき、説明を受けた理事長は、大いに安心したようです。
私からの一方的な話だけでなく、過去の経験者と面談をおこなってセカンドオピニオンを参考にする。このやり方はかなり有効な方法だと思います。理事長として大規模修繕工事を行う責任もあり、このような慎重な対応をおこなったようですが、この話を聞いて、マンションの理事長同志が情報交換できる集まりが出来れば?と切に思いました。
大都市圏では、NPO法人全国マンション管理組合連合会(全管連)という組織がありますが、香川県にはそのような組織は存在しません。
高松市役所の担当者にも、このような場をつくる努力をして欲しいと要望しています。マンション管理業協会と日本マンション管理士会連合会、そして全国マンション管理組合連合会、この3つの組織ができることで、マンションの管理に関しても、初めて対等な関係で議論ができると思います。
まだ時間はかかるかもしれませんが、このような体制が香川県にも出来るように、引き続き努力していきたいと思います。
Comments