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令和3年度マンション大規模修繕工事 に関する実態調査

更新日:10月26日



 国土交通省が、2022年6月17日に、2021年のマンションの大規模修繕工事に関する実態調査結果報告を公表しました。2017年調査以来実に4年ぶりの調査結果です。

https://www.mlit.go.jp/common/001234283.pdf


大規模修繕工事の回数と築年数

• 大規模修繕工事は工事回数1回目は築15年以下、2回目は築26~30年、3回目は築41年以上で実施されている割合が最も高くなっています。

 また、マンション大規模修繕工事の平均修繕周期としては、「13年」が最も多く、次いで「12年」「14年」「15年」と、全体 の約7割が12~15年周期での実施となっています。

 大規模修繕工事回数と修繕周期をみると、平均修繕周期は1回目が15.6年、2回目が14.0年、3回目が 12.9年となっており、回数が増えるほど修繕周期が短くなる傾向がみられます。


工事回数別の戸当たり工事費

1回目の大規模修繕工事では、「100万円超120万円以下」が31.4%で最多となっています。

中央値は、110.2万円です。


2回目では、

「100万円超125万円以下」「75万円超100万円以下」が、同じ27.6%で、

中央値は、106.1万円です。


3回目以上では、

「75万円超100万円以下」が28.4%でトップとなっています。

中央値は、97.0万円です。


 築年数が進むほど、大規模修繕工事に掛ける費用が少なくなる傾向は、前回調査時から変わっていません。1回目は工事をフルスペックでしがちで、その後、お金の状況に合わせて、厳しくする傾向があるからと思われます。


設計コンサルタントの業務実施期間について

 全体、1回目、2回目では「1年半~2年」の割合が最も高く、3回目以上では 「6ヶ月以下」の割合が最も高くなっています。


大規模修繕工事の管理組合からの発注方法

「設計・監理方式」の割合が最も高く、工事回数によらず全体の80%程度が「設計・監理方式」となっています。

 管理組合からの発注方法とマンション規模の関係を見ると、戸数が小さいほど「責任施工方式」での発注が多くなり、「設計・監理方式」と「責任施工方式」の割合は

30戸以下で設計・監理方式:責任施工方式=65:26

50戸以下で設計・監理方式:責任施工方式=72:22

100戸以下で設計・監理方式:責任施工方式=87:6

となっています。


施工業者の選定方法

 「見積合わせ方式(条件提示型)」の割合が最も高く、次いで「競争入札方 式(総合評価型)」となっています。(全体の6割以上が「見積合わせ方式(条件提示型)」)


施工会社の選定理由

①工事金額②実績③現場代理人予定者の実績の順になっています。


 内容を見て、予想していたよりも修繕実施期間が13年と短いことと、「設計・管理方式」の採用割合が6割超となっていたことが以外でした。やはり大都市圏と地方では、大規模修繕工事の実施期間や方法についても、違いがあるようです。

 香川県では、9割近くが未だに責任施工方式(管理会社主導方式)です。設計・監理方式は意識の高い一部の管理組合でしか採用されていません。今後、組合員にとっても納得感のある設計・監理方式がもっと広がることを期待しています。


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