
リースバックとは、「 住宅を売却して現金を得て、売却後は毎月賃料を支払うことで、住んでいた住宅に引き続き住むサービス 」です。
高齢者の住まい方の新しいサービスとして注目されています。
新しいサービスであるため、理解不足によるトラブルも報告されています。下記のような裁判例もあります。
「お金に困っている区分所有者が、融資をしてもらえるという話で会った業者に、うまく話を持っていかれ、買戻し可能だといって安心させ、結局500万円でリースバックで売却することになったといいます。その直後に、買主は1,250万円で第三者に転売し、その第三者も、1か月後に1,950万円で転売したといいます。もう、買い戻しどころじゃありません。
裁判で、市場価格は1,250万円と認められ、差額分と裁判費用が損害と認められました。」
上記以外にも、同様にかなり低めの金額で、リースバックをしているケースもあるようです。
これらの問題に対応する目的で国土交通書は「リースバックに関するガイドブック」を作成しています。(001487923.pdf (mlit.go.jp)
ガイドブックの内容を見てみると、高齢者を狙った「オレオレ詐欺」に近い手口で、無理やり契約を迫るケースも多いようです。
せっかくのいい制度なのに、詐欺グループに悪用されるのは残念な限りです。リースバックを利用するのであれば、このガイドブックにある疑問点を契約会社に問い合わせ、信頼のおける大手不動産会社と契約するのが安心なように思います。
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