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修繕積立金の大幅値上げができるマンション 

執筆者の写真: 快適マンションパートナーズ 石田快適マンションパートナーズ 石田


 2024年3月27日の廣田信子さんの表題のブログを紹介します。


「修繕積立金の見直しをしていないマンションでは、思い切った値上げが必要になります。

 先日、お話を聞いた築20年の千葉県のマンションでは、見直しで、30年後まで均等割りにした結果、平米400円を超えたと言います。それまでの3倍近い金額です。

 80平米の住戸の場合、修繕積立金は3万2千円、管理費を入れて5万円、それに駐車場使用料が加わるので6万円を超える費用になります。

 それが総会決議されたと聞き、ちょっとびっくりしました。


 その方は、「修繕計画に基づいた、まとまった管理費等を支払わなくてはならないが、それを良しとする人しか買わないので、入居者の質を守れるから悪くない」と言います。


 どういうことかと言うと、「管理費等が安いマンションは、それを良しとして購入する人が多くなるので値上げには反対する。結局、修繕積立金の値上げができないまま、今後も過ぎ、マンションの将来的な価値を下げることになる」と言います。


 今回、管理会社が長期修繕計画標準様式・作成ガイドラインの改定を受けて、30年の計画を作り直しました。そして、思い切って、今後のことを考え均等積立方式の採用を提案したのです。その真剣度に効果があったようです。築20年はぎりぎりのタイミングだったと思います。

 一方、東京都内で、築40年で、高齢化で修繕積立金の値上げは難しいというマンションもあります。マンションの売買価格は、千葉県のマンションの2倍なのですが…。

 本当に高齢化が進んで、「今の修繕積立金だからここにいる」という人が増えているのだと思います。今、長寿命化を目指す改修をしなければ、マンションの社会的な老朽化が進みます。


 理事長には、「高齢化が進んでお金を出したくないという人がいるかも知れないが、今は改修工事に補助金が出たり、借入金も20年ローンがあるので、それも含めて検討をしてください。高齢者がそのマンションを子供に残すとすると、そのマンションに価値があることが一番重要なのですから」と話しました。

 修繕積立金の大幅値上げができるかどうかは、提案者の本気度が大きいと思いました。それとできるだけ早く決断することが重要で、築20年と築40年では大きく異なるのです。」


 結局は自分の住んでいるマンションに対する愛だと感じます。自分の住んでいるマンションを愛して、長く生活するためには、ある程度の備え(修繕積立金)は重要です。本気度イコール住んでいるマンションへの愛情だと考えると、納得するブログ内容でした。


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