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  • 執筆者の写真快適マンションパートナーズ 石田

修繕積立金は「均等積立方式」?、「段階増額方式」?

更新日:2023年12月18日



 マンション修繕積立金には2種類の徴収方法があります。   1つは新築当初から修繕積立金の金額を低くすることで負担を軽減し、その後、段階的に増額していく「段階増額積立方式」と、もう1つは将来的に必要な修繕工事費の合計金額から按分し、当初から一定額を徴収していく「均等積立方式」です。

 国土交通省が発表した「平成30年度マンション総合調査」によると、マンション全体の修繕積立金の積立方式の採用割合は「均等積立方式」が41.4%、「段階増額積立方式」は43.4%とほぼ互角になっています。

 先日見たテレビ番組では、修繕積立金の徴収方法について、あるマンションでアンケートをとったところ、「均等積立方式」と「段階増額積立方式」がほぼ互角だったが、マンションを終の棲家と考える高齢者は「均等積立方式」を選択し、将来的に転売を考えている若い世代は「段階増額積立方式」を選んでいるという話もありました。


 新築マンションでは、販売のしやすさから、当初は修繕積立金の小さい「段階増額積立方式」が一般的ですから、長期修繕計画を見直すタイミングで、「段階増額積立方式」から「均等積立方式」に変更するマンションが多くなっていることが解ります。


 国土交通省は「マンションの修繕積立金に関するガイドライン」や「マンション管理計画認定制度」において「均等積立方式」を推奨しています。


 一方で、「均等積立方式」を選択したことで、大幅に修繕積立金があがり、年金暮らしの高齢者では、修繕積立金が払えないというケースも出てきているようで、国土交通省では、修繕積立金の引き上げ幅の目安を示すという記事が10月9日の日経新聞に出ていました。


 私が気になるのは「均等積立方式」を選択すれば、これからは修繕積立金が一切増額しないという誤解です。昨今の円安とインフレの進行、作業員の高齢化等により大規模修繕工事の工事費も年々高額化しています。私が住んでいるマンションも15年前の1回目は戸当たり80万円程度で施工できていたのが、2回目の今回は戸当たり120万円程度と約1.5倍になっています。首都圏では戸当たり200万円超という話も聞くようになってきました。

 5年毎に長期修繕計画を見直せば、工事内容は同じでも、工事単価が高くなるために、やはり修繕積立金は上がってしまいます。余裕をもって修繕積立金を上げたつもりでも、その金額では工事が出来ないというケースも想定されます。

 少し足りない位で、必要最小限の大規模修繕工事を実施するほうが、結局は組合員も負担が少なくいいのではないか?と考えるこのごろです。


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