地球温暖化対策として、住宅を高断熱化し、冷暖房費の削減を実施することは効果的です。その対策として三省(環境省・国土交通省・経済産業書)合同での補助事業「先進的窓リノベ2024事業」が実施されています。
補助事業内容:開口部(窓)の断熱改修(リフォーム):ガラス交換・内窓設置・窓交換・玄関ドア交換
実施期間:2024年3月中下旬から、予算上限に達するまで
予算金額:1350億
今までは、玄関ドア交換の場合には、「子育てエコホーム支援事業」(国土交通省)のみが利用可能であり、すぐに予算が埋まるほど人気でしたが、今年からは、先進的窓リノベ事業でも、玄関ドア交換に補助金が出るようになりました。ただし、先進的窓リノベ事業では、セットで窓の改修も実施することが条件になります。(窓の改修は各戸1か所でも可)
補助率も、子育てエコホーム推進事業では約3割、先進的窓リノベ事業では約5割と、先進的窓リノベ事業のほうが高額です。北側の洋室の腰窓に内付けの樹脂サッシを1か所設置して、玄関ドアを更新する先進的窓リノベ事業の補助金を受けるほうが、従来の子育てエコホーム事業を利用するより、管理組合としては有利になるケースもあるように思います。また、「子育てエコホーム支援事業」よりも予算規模も大きく、すぐにいっぱいになるおそれも少ないようです。
今後の大規模修繕工事で玄関ドアを交換する際には、2つの補助金を比較検討する必要があるかもしれません。
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