コロナ過以降、宅配便の受け取りで、対面での受け取り以外の「置き配」が一般化しています。ウーバーイーツ等でも置き配で受け取る人が多いようです。
これらの状況を受けて「マンション管理標準規約」でも共用廊下の置き配が認められるようになってきました。
2021年の標準管理規約の改定で、第18条(使用細則)に対するコメント
「専用使用部分でない共用部分に物品を置くことは原則として認められないが、宅配ボックスが無い場合等、例外的に共用部分への置き配を認める場合には、長期間の放置や大量・乱雑な放置等により、避難の支障とならないよう留意する必要がある」
また、アマゾンが三井不動産レジデンシャルと提携して、オートロック付きのマンションでも「Key for Business(KfB)」というシステムを導入することで、玄関前に置き配を可能とする。というニュースリリースを出しました。
宅配ロッカーが設置されていないマンションで、宅配ロッカーの設置を提案しても費用がかかることから、総会等で否決されることが多いです。最近は、宅配の配達時間を指定できるため、宅配ロッカーに重たい荷物を入れられるよりは、玄関先まで再配達される方を望まれる人も多くなっています。
しかし、オートロックを開錠し、不在時でも玄関先まで荷物を持ってきてもらえるのであれば、宅配ロッカーを新たに設置する必要もなくなります。最近は顔認証でオートロックが開くシステム等も開発されています。また、宅配業者やウーバーイーツ配達員に限って暗証番号を開示できれば、費用負担0円で、置き配が可能になります。
宅配ロッカーの設置には100万円程度の費用と、維持管理のための費用がかかります。
マンションデベロッパーや管理会社には、もっと気軽に置き配ができるようなシステムの開発をして欲しいと思います。
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