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工事監理業務とは



 今回は施工中に修繕委員会(理事会)が行う必要のある業務を説明します。修繕委員会(理事会)は発注者として、また工事監理者として、工事が適切に行われているか、施工業者を監督指導する必要があります。

施工計画書の内容確認

 工事が始まる前に、施工会社から施工計画書を提出してもらいましょう。施工計画書には、各工事の施工手順が記載されています。施工計画書に基づいて工事が実施されますので、施工計画書の内容確認は非常に重要です。施工計画書は施工会社により内容は異なりますが、国土交通省大臣官房長営繕部監修の「建築改修工事監理指針」が基本になっています。内容がよく解らない場合は、大規模修繕コンサルタントや建築士事務所に内容を確認してもらいましょう。

施工色見本の内容確認

 工事着工前に、張替え用のタイル・塗装・防水材の色等の見本を提出してもらいましょう。入居者説明会までに、色見本一覧を施工会社に作成してもらい、入居者説明会で入居者の皆さんに確認してもらいます。大規模修繕工事でのトラブルで多いのが、完成後に思ってた色と違うという入居者の声です。特に、タイルは新築時と同じように新しく作っても、表面の光沢度合い等で、完成後、見え方が違います。事前の丁寧な説明が必要です。

定例会への出席

 工事が始まれば、週に1回程度、施工会社との定例会に出席します。工事中も色々な問題が発生します。工事の進み具合や、入居者からのクレーム内容等が報告・協議されます。

各種施主検査への出席

 工事中に何度か施主検査がある場合もあります。多くは、劣化状況の確認と補修後の確認です。検査のために足場に登る必要があり、一般の人はケガの危険性もあるため、最近は写真等での確認で検査に替える場合もあります。

引渡し

 最終の完成検査が完了し、引渡し書類の内容確認後、工事完了、引渡しとなります。引渡し書類の内容は、次回大規模修繕工事の参考資料にもなるため、仮設図、タイルの劣化分布図や、補修図。また、工種毎・部位毎の施工状況写真等が保存されているか、十分に内容確認しましょう。

 以上が施工中におこなう工事監理の概略です。これらの内容は建築の専門的知識がないと、一般の人ではなかなか難しい部分もあります。また、手抜き工事の多くは、工事監理がおざなりになった結果起こるケースがほとんでです。大規模修繕工事でのトラブル削減のためにも、管理組合のオブザーバーとして、大規模修繕コンサルタントや建築士事務所の活用を検討してください。

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