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抗菌・除菌・殺菌・滅菌

更新日:5日前



 新型コロナウィルスの患者が増えてくるにつれて、人々の「菌」に対する関心が増しています。抗菌・除菌・殺菌の効果をうたう商品も増えてきました。今回は、その違いについてのお話です。


「滅菌」とは?

 菌の制御に関して、最も厳格な対応が「滅菌」です。滅菌の「滅」には「ほろぼす」という意味があり、厚生労働省が定めた医薬品の規格基準書『日本薬局方』では「微生物の生存する確率が 100万分の1以下になること」と定義されています。電磁波、放射線、高圧、高熱などによって治療器具を衛生的に保つ機械(滅菌機)などに用いられる言葉です。例えば手術用の器具等は滅菌処理が施されたものが使用されます。



「殺菌」とは?

 殺菌の意味は、言葉のとおり「特定の菌を殺す」ことです。とくに菌の種類や数は問いません。すべての菌を殺さなくても、数が減れば殺菌といえます。また、特定の1種類の菌が減っただけでも殺菌といえます。医薬品や医薬部外品のみに使える表現で、市販薬や薬用せっけんのパッケージなどで目にすることが多いです。


「除菌」とは?

 除菌の意味は、「菌を取り除く」ことです。「殺菌」することも除菌に含まれますが、医薬品や医薬部外品以外では「殺菌」という言葉を使えないので、この表現が使われます。製品としては食器用洗剤や洗濯用洗剤、アルコールスプレー、清拭用クロスなどがあります。


「抗菌」とは?

 抗菌の意味は、「菌の増殖を抑制する」こと、つまり菌が住みにくい環境をあらかじめつくることを意味します。殺菌や除菌のように、直接菌を殺したり取り除いたりする効果ではなく、菌の増殖を抑制あるいは阻害することをいいます。最近は便座や靴下、台所用スポンジなど抗菌効果を謳う抗菌グッズが増えています。


 建材等で一般的に記載されているのが、この「抗菌」という言葉です。「抗菌」と「防カビ」をセットにして、壁紙や床材・便器等で「抗菌・防カビ」仕様の建材が発売されています。また、その多くで用いられている技術が「光触媒」と呼ばれるものです。

 最近では、飲食店やタクシー等でも、新型コロナウィルス対応として、光触媒コーティングを実施するケースが増えてきています。


 「光触媒」とは、太陽光の紫外線エネルギーを活用し、素材に塗られた酸化チタンが「抗菌」作用を発揮すると言われています。その他、「汚れ防止」や「消臭」の機能もあると言われています。

 会社員時代に、色々なメーカーが光触媒の技術を活用した商品を売り込んできましたが、光触媒コーティングを実施しても無色であり、また実験室では効果が出ているのかもしれませんが、実際に使ってみて、「臭い」や「汚れ」などで、目に見えて効果を実感することはありませんでした。


 個人的には、「光触媒」については、効果は半信半疑です。建物のコロナ対策という意味では、換気の励行が最も効果があるのではと思います。


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