
国土交通省は年間約30万件の不動産の取引価格情報をもとに、全国・ブロック別・都市圏別等に不動産価格の動向を指数化した「不動産価格指数」を毎月公表しています。
そのデータによると2008年4月の分譲マンションの価格を100とした場合、2023年9月の指数は以下の通りになります。
全国平均:193.5
北海道:268.1
東北:231.9
関東:188.5
北陸:150.4
中部:186.2
近畿:194.9
中国:215.9
四国:199.2
九州・沖縄:239.4
このデータからは、この16年間で分譲マンションの販売価格が約2倍になったことがわかります。分譲マンションの価格上昇の原因は、土地の値上がりと建築費の高騰がダブルで押し寄せた結果だと思われます。
一方戸建て住宅の価格は
全国平均:115.9
北海道:137.1
東北:119.9
関東:118.9
北陸:124.7
中部:102.5
近畿:116.5
中国:111.5
四国:103.2
九州・沖縄:109.2
戸建て住宅は、約2割の価格アップになっています。この間の土地の値上がりが全国平均で114.6なので、戸建て住宅は土地の値上がりにほぼ比例した価格になっています。
街中のマンションと郊外の一戸建て、安価な一戸建て住宅と高額なマンション、住宅の2極化が一層進んでいる印象です。
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