無印良品が、公団の古いマンションを買い取って、リノベーションの上再販するビジネスが好評のようです。先日、ネット上で旧耐震の公団のマンションを再販するのはどうなのか?という記事を見ました。
住宅公団等が供給していたマンションは一般的に5階以下の階段室型の壁式鉄筋コンクリート造マンションで、ラーメン構造(柱梁構造)のマンションに比べて耐震性が高いです。
阪神・淡路大震災でも、5階建て(高さ地上15m)以下の『壁式構造』については被害が少なく、また、少数の被災事例も、地盤の関係で沈下や傾斜が生じたもので、建物の壁等の破損はほとんどなかったといわれています。
1.構造は壁式鉄筋コンクリート造または壁式プレキャスト鉄筋コンクリート造である
2.地階を除く階数が5以下で、かつ軒高が16m以下であること
3.3m以上のがけ地に建築物が含まれないこと
4.平面形状は長方形であり雁行(ずれ)がないこと
5.立面形状において耐力壁が上下に連続していること
6.基礎・外壁等に著しい劣化がないこと
7.構造図が存在していること(管理事務所等で閲覧可能なこと)
上記条件に当てはまれば詳細な耐震診断を行わなくても、現地調査と壁量計算等により評価する簡易耐震診断法での認定が可能です。上記条件にあてはまる多くの建物は、旧耐震であっても耐震補強工事は不要になります。詳しくは、一級建築士事務所等に問い合わせてみてください。
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