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  • 執筆者の写真快適マンションパートナーズ 石田

最初からペット飼育可に規約改正した築30年のマンション

更新日:6月28日



 2024年2月9日の廣田信子さんの表題のブログを紹介します。


「築30年のある大型マンションでは、設立総会の時に、区分所有者からペット飼育を可にする提案がなされ、規約改正をしてペット飼育可とした経緯があります。まだペット不可としていることが多い時代です。最初からペット可にしたことが30年たって大きな影響となって現れています。

 30年たてば、子供たちは独立していきます。夫婦2人暮らし、一人暮らしの高齢者世帯でペット飼育が進んでいます。アンケート調査を実施したところ、多くの居住者がこのマンションの魅力としてペット飼育可をあげているのです。それが魅力でこのマンションに引っ越したという方もいます。

 役員の方もその多さにびっくりしていました。改めて見ると、このマンションでは、高齢者もお互いに仲良くしている様子がうかがえます。高齢者間の付き合いにペットの存在が大きいことがわかります。堂々と庭でペットの散歩をしながらペット談義ができるのです。

 子供が大きくなって引っ越すと、なかなか知り合いができませんが、ペットを通じてつながりができるのです。ペットがどうしても嫌な方は、どこかに引っ越されていると思いますし、新しく入居される方はペットが飼えるマンションであることをプラスにとらえているのです。


 これから高齢者の一人暮らしも増えます。なかなか途中から規約を改正してペット可にするのは難しいかもしれませんが、高齢化が進む中でペットと暮らす喜びも捨てがたいと思います。内緒で飼っているのでは心がはれません。

 この年代のマンションで当たり前のものとしてペットが扱われることが大きく影響するのです。ペット不可のルールを守ることが重要だと思っている方には、叱られそうですが、そのルールは今の時代も必要なのか…です。ペットの存在が高齢者の活性化につながることも考えてほしいと思います。

 自分がペットより先に逝ったらどうしようと心配される高齢者の方もいますが、今は遺言書にペットの引きとり先を記入しておくこともできます。


 最近売り出しのマンションの多くはペット可です。ずっとペット不可だとそんなものかと思って暮らしているかもしれませんが、ペットも家族の一員だと思えると、少し世界が変わりそうです。


 前回の30年前、設立総会でペット飼育化に規約改正したマンションの話の続きです。当時の方から連絡をもらいました。


「『管理組合設立発起人会』の席上、ペット飼育の規定に反対の意見を述べたのは、ペットの幸せのためにルールの中で問題を解決できる環境づくりに奮闘していた獣医の方々の影響が大きかった」といいます。


ペット可を目指した理由は、

1.高齢化の進展とともに、家族の一員としての要望が高い、

2.盲導犬、介助犬など「サービス犬」の存在と役割が社会的に認知されている。

3.認知症、長期療養者などの「アニマル・セラピー」としての評価が高まっている。

等でした。


「設立発起人会」に参加した8人全員の賛成で、「ペット可」となったのです。設立総会では、ペット可の規定に、「本当?意外だね」という反応はありましたが、一切の異論もなく承認されました。30年前、マンションではペット不可が当たり前の時代です。

 1998年の新築マンションでペット飼育可はたった1.1%。それが、07年には86.2%まであがっています。


 もちろんペット飼育可とすることで、新たな課題も発生します。「感染症」や「アレルギー」などの心配、泣き声による迷惑やペットが怖い人、嫌いな人への配慮が必要です。設立準備会に集まった人はペット可を喜んでいましたが、ペットクラブ加入への理解はなかなかたいへんでした。

 ペットを飼っている人が自ら問題を収める仕組みが大切で、そのことが飼っていない人の信頼関係を生むということを辛抱強く伝えていきました。ペット飼育可を考えると、アレルギーの方の反応が頭をよぎります。


 それに関して、他のマンションで下記のような話がありました。

「ペット禁止の団地に住んでいたが、実際にペットがいる。子供がアレルギーで、何とかしてほしいと理事会に要望を出しても、

『この団地はペット禁止だから、いることを前提にした規約や要望は受け入れられない』と言われてしまってどうしようもなかった。そこで180度転換し、ペット可のマンションを購入し、しっかりしたルールやマナーを考えてもらおうと思った」と言います。


 実際にこの方の考え方は取り入れられ、ペットアレルギーの子供も、無事、生活できています。

このペット飼育可を提言した方は、自身はペットを飼っていません。未来を考えたゆるやかな説得力がある対応が大きかったのだと改めて思います。

 これで、マンションのコミュニティが確かに変わったのです。」


 私もこのブログ内容に賛成です。今売り出されているマンションは、ほぼ100%がペット飼育可のマンションですが、それらのマンションでペットが原因のクレームは聞いたことがありません。

 高齢者になり、一人暮らしになると、特にペットが一緒にいればと思います。過去にペット飼育不可のマンションで、ペットを飼っていた人が、ルールを守らずに大問題となったというマンションも多いですが、今はペットも家族の一員といわれる時代です。築30年もすれば、マンション居住者の世代も変り、意識も変わってきます。是非多くの中古マンションでも、ペット飼育可になって欲しいと思います。


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