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執筆者の写真快適マンションパートナーズ 石田

植木の維持管理

更新日:2022年6月29日



 マンションでは剪定・施肥・薬剤散布の3つの業務が植木の維持管理業務になっていると思います。


 その中の薬剤散布について、「薬剤は散布してから3日程度しかもたない。雨が降ればもっと短い。毛虫等の害虫に直接散布しなければ意味がない。」等の意見を植木屋さんから聞きました。言われてみればもっともな話しです。その意味で言えば、若葉が茂る4~6月あたりが薬剤散布には最適の時期とのこと。今までは何も考えずに植木屋さんに発注していました。


 植木は樹種によって日なたが最適な陽樹と、日陰で育つ陰樹(アジサイ等)があります。すぐに植木が枯れる場合は、樹種と日当たり条件があっているか確認することも重要です。


 花壇の土がガレキだったり、水はけの悪い土では植物の育ちが悪いです。マンションでは花壇の表面は花崗土等が入れられていますが、その下はガレキだったり、ひどい時はコンクリートが施工

されていて水はけが悪い場合も多々あります。植木の育ちが悪かったり、すぐ枯れてしまう場合には、花壇の土を30cmくらい掘ってみて、花壇の下の土の状況を確認しましょう。土壌改良や、違う種類の植木への植替え、どうしても植物が育たないのであれば、植木を撤去して、砂利だけにすることも必要かもしれません。


 私の住んでいるマンションでは、花好きの住人が、環境が悪くて枯れたサツキの部分にホームセンターで買ってきた草花を定期的に植え替えて、一年中、いつでもマンション内に花があふれています。マンションの中には植物の好きな入居者も多くいると思います。マンションの花壇すべてを、ガーデンだと考えて、そんな住人に植木の管理をお願いするのもいいかもしれません。


 無理な成育環境に費用をかけて植木の維持管理をするよりも、ホームセンターで四季折々の花を買ってきて植えるほうが結果的に安くなる場合もあります。建築当時の植木を守るだけではなく、マンションの環境にあった植栽に変える方が結局は維持管理も楽になるし、費用も安くなると思います。


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