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  • 快適マンションパートナーズ 石田

理事の半分が女性だったら、管理組合も変わる

最終更新: 4月13日



 森元会長の女性蔑視発言以来、日本の男女格差の話題がマスコミでも多く発言されています。少し古いですが、2019年8月28日の廣田信子さんの表題のマンションブログを紹介します。


「まだまだ、男性中心の管理組合運営が多いですが、最近は、女性の理事の方も増えて、がんばっている姿を拝見する機会も増えました。でも、中には、女性は理事には向かないからと、来期の役員候補から外されてしまった…なんていう残念な話も聴きます。 男性理事と業者等との慣れ合いのやり方に、女性理事が、「そのやり方はおかしいんじゃないですか」と正論を言って、面倒がられてしまうのです。

 男性理事に言わせると、「女性は視野が狭くて、細かいことにこだわるから話が進まない」ということになるようですが、そんな一方的な理由で、理事候補から外すのは、フェアじゃありませんよね。女性の理事の方が、古いやり方が身についている男性理事に対し、しっかりとした知識に基づいて、論理的な意見をうまく伝えるスキルを身につけたら、管理組合運営も変わるだろう…と、女性理事の方を応援したいと思っていました。

 そうしたら、先日、気になるニュースレターが届きました。NPO福岡県マンション管理組合連合会の会報誌です。

 その中で、女性を対象とした女性による女性のための「会」が発足したことが紹介されていました。まさに、私がやりたいと思っていたことです。 第1回の会合には、初めて理事長を経験される方、役員の在り方に疑問を持っている方、なり手不足のため、もう何年も役員をされている方など40代~80代の幅広い年代の14名の女性が集まって、テーマを設けずにフリースタイルで、活発な意見交換に花が咲いたようです。

 女性ならではの視点や感性から見えてくる問題点、成功例や失敗例が語られ、さらには、それぞれのマンションの管理費・修繕積立金の額、役員報酬などの具体的な金額も話題に上り、参加者からは、「良かった。みんなそうだったんですね!」という感想が。日頃の活動の中での悩みや疑問について、共有・共感でき、自信と安心につながったようです。

 最近は、女性が男性と同じように活躍するのは当たり前ということで、「女性だけの会」をあまり歓迎しない傾向もあり、「女性ならではの感性」というような女性に対する固定観念をおかしいと思う方もいると思いますが、まだまだ、管理組合運営の現場は、女性の参画が少なく、多様な価値観が反映されていないと感じます。そして、マンション内の「人」や「できごと」への関心、相手の話を聞く力、話に対する共感力は、圧倒的に、女性の方が優れていると思います。 もちろん、共感力が高い男性も、話を聞けない女性もいるでしょうから、全体の傾向としての話です。

 そして、女性が活発に議論している姿を見ると、男性の意識も変わってきます。女性の力が、管理組合運営に欠かせないことに気付き、女性パワーを取り入れる努力をすることで、管理組合の体質を変えていったマンションもあります。私が思い浮かぶ中にも、すばらしい女性理事長が何人もいらっしゃいます。


やると決めたら、すぐ動く行動力。

人をやる気にさせるコミュニケーション能力。

私利私欲と無縁の行動で、お互いのメンツにこだわっている男性を、この人に言われたらしょうがないな…という気持ちにさせ、まとめていく力。

どれもすばらしいと思います。

 活躍する女性理事の姿が見えると、女性で理事になる人が増え、女性理事長もごく当たり前に見かけることになるでしょう。 マンションの理事の半分が女性になったら、マンション管理の現場も大きく変わると思います。多様な価値観を反映させるため、理事の半数は女性…がごく当たり前になるまで、 少数派の女性が、自信を持って理事を務められるよう、学び、つながる場が、必要じゃないかと思うのです。」


 以前にも書きましたが、女性はどうしても、理事会でも補佐的な役割分担が多く、発言が少ないように思います。強行に発言すると、男性理事から、扱いにくいと思われて、煙たがられるケースも多いです。廣田さんのブログにもありますが、マンションを良くしたいという強い信念と、理論的な会話を身に付ければ、女性の方が、周囲への気配りやあたりも柔らかく、マンション生活の改善にも有効だと思います。管理組合の女性比率を定める管理規約を制定する管理組合や分科会として女性部会を定める管理組合があっても良いと思います。

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