top of page
執筆者の写真快適マンションパートナーズ 石田

積極的な再生工事の合意形成の秘密



 2021年5月31日の廣田信子さんのマンションブログに今後の管理運営に参考になる記事がありました。ブログの抜粋を転載させていただきます。


ここでは、毎期の総会議案書に、過去の修繕履歴がすべて確認できる資料を必ずつけているのです。 20年以上ですから、かなりの枚数になります。そこには、実施年月、工事個所、その詳細、施工会社、費用、備考が一覧になって記載されています。

  昨年度までの一覧表に、この一年の修繕履歴を書き加えればいいのですから、毎年実施していれば、そんなに手間がかかることではない…と。

 「修繕履歴」は、このように一覧表に整理しておいてほしい…と私が思う、理想の形です。役員が交代しても、組合員が入れ替わっても、議案書で、これまでの修繕履歴をすべて確認できるというのは、ほんとうに重要なことです。

 この修繕履歴の一覧表は、自分たちがこんなに頑張って来たんだ…ということを確認できる自分たちの勲章でもあるはずです。それを、毎年、総会の度に、全員が確認している…ということは、今後も頑張ろうという大きなモチベーションにつながるはずです。で、前回の工事は、いつ、どこに発注し、いくらかかったか…ということも簡単に確認できるので、修繕工事を実施する際の参考にすぐ役立ちます。あやふやな記憶や思い込みで、総会で、意味のない議論をすることもなくなります。

この地道な作業の積み重ねとデーターの積極的公開が、自然と、組合員のマンションを自分たちで住みやすくしてきた…という自負と今後へのモチベーションになり、再生工事実施の合意形成に繋がっているのではないか…と改めて感じました。

 超長寿命化への第一歩は、修繕履歴情報の一覧表化と毎年の更新、総会議案書への添付。ぜひ、取り入れてほしい方法です。議案書に記載されているのですから、購入予定の方も簡単に確認できます。これを見ただけで、しっかり維持管理できているマンションなんだ…ということが、素人にもよくわかります。こちらのマンションでは、別に市場での評価のために修繕履歴を議案書添付している訳ではないのでしょうが…。

 このように、特別なことをするのではなく、習慣的に積み上げてきたものが、合意形成や市場での評価に結果的につながる…という方法が、一番、すごい…と私は思います。


 過去の修繕履歴を実施時期・施工会社・金額も入れて総会議案書に入れる、私も記事を読んで非常に良い取り組みだと思いました。マンションも古くなってくると同じようなメンテナスが発生してきます。過去の発注業者や金額を確認することで、補修費用が高いか安いかも一目瞭然になります。過去の総会議案書を見直して、過去10年間でも良いので、是非記録してみたいと思いました。


閲覧数:6回0件のコメント

最新記事

すべて表示

Comments


bottom of page