私が住んでいるマンションは1992年から2002年までに建てられた6棟のマンションからなる団地型マンションです。総戸数は466戸になります。
先日、団地管理組合から現在の入居状況の一覧が配布されました。今回は築20年から30年のマンションの入居者の属性についてみていきたいと思います。
まず全体の居住者の総数ですが、887名になります。(男性419名・女性468名)住戸数が466戸ですので、1戸あたりの居住人員は1.9人ということになります。入居当初は家族連れが多かったと思いますが、築30年が過ぎ子供が独立し、夫婦二人だけや高齢者の一人暮らしが増えてきたのだと思います。
世代別に見てみると
6歳以下の幼児が10名(1.1%)
小学生が14名(1.6%)
中学生が10名(1.1%)
高校生が13名(1.5%)
19歳~25歳の学生・社会人が56名(6.3%)
25歳~29歳 36名(4.1%)
30歳代 69名(7.8%)
40歳代 81名(9.1%)
50歳代 203名(22.9%)
60歳代 205名(23.1%)
70歳代 124名(14%)
80歳以上 66名(7.5%)となっています。
もっとも多い世代は50歳代と60歳代、築20~30年のマンションなので、30歳代にマンションを購入した人が多く住んでいるということでしょうか?
高校生以下の子供は、47名(5.3%)しかいません。私の子供が小学生の時には、集団登校の人数だけでも80人超いたのが、今は小学生が14名のみです。子供会や地区の運動会の活動にも支障が出ているのではないでしょうか?小学生の多分ほとんどが賃貸で入居してきている人だと思います。マンションの居住者の世代交代がうまくいっていないことが伺われます。
一方70歳以上の高齢者は190名(21.4%)いらっしゃいます。60歳代も205名(23.1%)と、この2つを足すと395名と全体の44.5%と約半数が60歳以上という状況です。
これからの高齢者対応は管理組合としても真剣に考えないといけない問題です。
築年数の古い壱番館(築32年96戸)と一番新しい6番館(築22年96戸)の2つのマンションで世代構成に変化があるかどうかを検証しました。
総居住者数は壱番館は167名(戸当たり1.74名)6番館は190名(戸当たり1.98名)と、やはり築年数の浅い6番館の方が世帯人数は多くなっています。まだ子供が同居している家庭が多いのだと思います。
18歳未満では、壱番館は9名(5.4%)6番館は21名(11.1%)、60歳以上の居住者は壱番館は85名(50.9%)、6番館は58名(30.5%)と築年数の違いによる世帯構成の違いが解ります。
また、もっとも人数の多い世代は壱番館は60歳代の43名(25.7%)、6番館は50歳代の54名(28.4%)となっています。やはり築年数10年違う分、入居者の主要年齢層も違うことがわかります。
この傾向は一般のマンションでも同じだと思います。30歳代で購入したとしてその購入者の平均が70歳代になる築40年超のマンションは、高齢化に対する様々な対応が必要だとつくづく思いました。
Comments