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執筆者の写真快適マンションパートナーズ 石田

設計監理方式を選ぶのは2回目以降の大規模修繕工事が多い

更新日:2023年8月30日



 大規模修繕コンサルタントを開業して3年になりますが、いままでコンサルを受注した5物件の内、1回の大規模修繕工事のコンサルタントは1件のみで、残りの4件はすべて2回目の大規模修繕工事のコンサルタントです。


 私が担当した管理組合では1回目の大規模修繕工事は、管理会社に言われるままに、管理会社主導方式で大規模修繕工事を行ったが、2回目の大規模修繕工事を行うにあたり、より公平性の保てる設計監理方式を選択した。という声や、1回目も設計監理方式で行ったので、2回目も設計監理方式で行うという意見もありました。


 管理会社としては、管理会社主導方式で進めた方が、グループ内の建設会社で施工できるために、利益の確保が行えることから、最初から管理会社主導方式のみを説明し、管理会社主導方式で進めているケースや、設計コンサルを採用すると200~300万円程度の費用が別途必要なため、この費用を削減するという目的で、管理会社主導方式を推進しているようです。

 築年数が古くなってくると、管理組合も賢くなり、管理会社の言いなりにならない。という意味で設計監理方式を選択する組合も増えてきます。


 管理会社には、大規模修繕工事の準備前に、これら各方式のメリット・デメリットを説明し、管理組合に納得して選んでもらってから、大規模修繕工事を進めて欲しいと思います。


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