会社を退職する3年前くらいに、展示会でとても不思議な商品を見つけました。
ウレタン樹脂をスプレーガンで吹き付ける商品なのですが、すぐに硬化し、防水性と耐衝撃強度が飛躍的にアップするという商品でした。アメリカの商品だったと思いますが、スイカに吹き付けるといくら木刀でたたいても割れなかったり、豆腐に吹き付けるとコンクリートブロックのように固くなり、上に人が乗っても、まったくつぶれなくなるというようなプレゼンをやっていたと思います。
「速乾で、強度が上がり、防水性もある。」確かに良い製品ですが、どのような活用方法があるかと思っていたところ、最近ある施工会社の人の話しで、大規模修繕工事の屋外階段床の防水材として使用しているという話を聞きました。今までは、長尺塩ビシート張りで施工することが一般的でしたが、超速硬化型ウレタンで施工したほうが、価格が安くすむとのことです。また、ある程度の厚みもあり、表面もデコボコしているので、下地補修も不要だし、雨の日に滑るおそれも少なくなります。
防水メーカーも数社が商品化しており、3次元的に凹凸の激しい面の防水材として利用しています。カタログを見ると、階段以外でも折版屋根等の防水材としても使用しています。
今後の提案素材として使えると思える商品です。
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