top of page
  • 執筆者の写真快適マンションパートナーズ 石田

通気管とは

更新日:2023年9月22日



 先日あった大規模修繕工事の完成検査で、理事の方から、屋上に突き出したパイプは何?という質問がありました。



 お住まいのマンションの屋上に上がることはないので、見たこともない人が多いと思いますが、一般的には写真のような突起物がマンションの屋上にあります。

 この設備は「伸長通気管」と呼ばれるものです。伸長通気管とは排水立管の最上部に設置され、排水時にこの管から空気を取り込むことで、スムーズに排水が流れるようにしています。ストローに水を入れたままで吸い口をふさいで持ち上げると水がストローに溜まったままになりますが、吸い口から空気を入れると水が流れ出ます。伸長通気管は、同じように排水管上部から空気を取り込むことで、排水がスムーズに流れるようにしています。

 一般の伸長通気管は排水時に外部の空気を取り込みますが、同時に排水管内の空気も放出する仕組みとなっており、下水の臭いが伸長通気管から外部にもれだします。その為、ルーフバルコニー等に設置する場合は、通気管を伸ばして、セットバック住戸から離れた場所に通気管の端末を設置する必要があります。



 ところで、私が住んでいるマンションの屋上に先日上がったところ、この伸長通気管が見当たりませんでした。



 これは、伸長通気管ではなく、ドルゴ通気弁を採用しているためだと思われます。ドルゴ通気弁は空気を吸い込むことは出来ますが、排気はできない機構となっており、最上階の天井裏等の室内側に設置することができ、通気管が最上階の屋根スラブを貫通する必要がなくなります。

 改修工事にあたっては、防水工事もやりやすいし、伸長通気管の塗装も不要のため、とても良い工法だと思っていますが、一般的には広く採用されてはいないようです。

 設備の専門家ではないので良くはわかりませんが、何か不具合があるのでしょうか。問題ないのであれば、もっと採用して欲しい工法です。


閲覧数:12回0件のコメント

Kommentare


bottom of page