top of page

長期修繕計画とは

執筆者の写真: 快適マンションパートナーズ 石田快適マンションパートナーズ 石田


 先日の相談会で、「管理会社から長期修繕計画の作成を勧められているが、本当に必要だろうか?」という質問がある管理組合の理事長からありました。


 築40年超のマンションで、当初は戸当たり1000円だった修繕積立金を1000円づつ値上げして、現在は月1万円弱まで、修繕積立金を値上げしたということでした。

 相談に来た理事長には、「長期修繕計画を作製し、何年目にどのような工事を実施するかを決定し、その工事費を賄うために月々集める修繕積立金の金額を設定するためにも、長期修繕計画は必要ですよ。」と説明しました。


 理事長は、作成費用がもったいないと思っていたようですが、修繕積立金が不足し、充分な修繕が出来ずにマンションが廃墟にならないためにも、マンションの将来の見通しとして長期修繕計画を作製することの重要性を説明し、納得してもらいました。


 以前の相談でも、修繕積立金の作成費用がもったいないや、あくまで計画であり、その通りならないので、長期修繕計画は不要という意見を言う方はいらっしゃいましたが、長期修繕計画の重要性を説明し、納得してもらった経緯があります。


 自分の生活に置き換えてみても、旅行をするためや、車を買うため等の目標をもって、貯金をすると思います。大規模修繕工事でも2回目の大規模修繕工事では、玄関ドアを交換する。3回目の大規模修繕工事では窓サッシを交換する等の目標をもって、修繕積立金を積み立てていけば、修繕積立金を貯める意義も共有できます。


 是非、前向きに修繕積立金を貯めるためにも、長期修繕計画の作成と定期的な見直しをお勧めします。


閲覧数:8回0件のコメント

最新記事

すべて表示

Kommentarer


bottom of page