先日、あなぶき興産グループが運営する「穴吹PMアカデミー」を訪問見学する機会がありました。穴吹PMアカデミーは、管理員の研修や管理組合に対して穴吹興産グループがマンション管理について説明・プレゼンする場になっています。
穴吹PMアカデミー内で、マンションの隔て板を実際に破壊する体験コーナーがありました。マンションの隔て板は、バルコニーの隣戸との間に設置された仕切り板で、「非常の際には、ここを破って隣戸へ避難出来ます。」等の表示がされています。しかし、実際は非常時はめったにないため、普通の人は一生涯、隔て板を破ることはないと思います。
隔て板の材質は厚さ5mmのケイ酸カルシウム板やフレキシブル板が使用されています。思った以上に強度や粘りがあり、素手ではとても破れるようなものではありません。
PMアカデミーで教えてもらった方法は、バルコニーにある物干し竿を使って、隔て板を突き破り、ひび割れが出来てから、その後足で、板全体を破壊するという方法でした。確かに、この方法がもっとも安全に隔て板が破壊出来る方法だと思います。
こぶしで割ろうとするとケガをするおそれが高く、また足だけで蹴破ろうとすると、バランスをくずして転倒するおそれもあるそうです。
もし万が一、非常時で隔て板を破壊する必要があった時には、是非、参考にしてください。
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