先日開かれたマンションの総会で、駐車場のライン引きが見えにくくなってきたので、駐車場のライン引きを実施して欲しいという要望がありました。2年後にマンションの大規模修繕工事を実施するので、2回目の大規模修繕工事に併せて、ライン引きを実施する予定です。(1回目の大規模修繕工事でアスファルトオーバーレイとライ引き工事を実施)
また、別の築18年目のマンションでは、1回目の大規模修繕工事の追加工事として、駐車場のライン引きを実施しました。築30年超のマンションの2回目の大規模修繕工事では、アスファルト舗装のオーバーレイ工事とライン引き工事を実施予定です。
これらの経緯を見ると、1回目の大規模修繕工事でライン引き工事のみを実施し、2回目の大規模修繕工事に併せて、オーバーレイ+ライン引き工事を実施するのが、効率的な感じです。
最近はライン引き工事も従来より進化しています。まず、番号の表記が大きく見やすくなっています。また、ラインの厚さも従来よりも薄くなっており、雨水を流すための溝を文字部分に設置しなくても良くなっています。
私が最近推奨しているのは、駐車場ラインのダブルラインです。ダブルラインとは、隣の車との間に2本の線を書き込むことで、駐車スペースと扉の開閉スペースを明確に分けたものです。最近の店舗等では、ほとんどの駐車場がダブルラインとなっており、駐車のしやすさと、ドアを開けた時に、隣の車にドアが当たりにくい仕様としています。
従来のシングルラインに比べて、ダブルラインは白線の長さが増えるため工事費は割高にはなりますが、後々の使いやすさを考えれば、ダブルラインの方がお勧めです。
駐車場のライン引きを検討している管理組合は、ダブルラインで施工することをお勧めします。
Comments