来年4月に改訂されるマンション管理適正化法の施行に向け、高松市でも市内のマンションのデータベースを作るべくアンケートを実施するというお話を聞き、先日市役所の住宅・まちづくり推進室の方と打合せをおこないました。
打合せに先立ち、改めて高松市に何棟マンションがあるのかとネットで調べたところ、昨年度までに421棟のマンションが確認できました。戸数で2万1千戸です。高松市の人口が42万人なので、1戸に3.5人住んでいると仮定すると、6人に1人はマンションに住んでいることになります。年代別で見てみると築40年超の旧耐震のマンションが35棟、築30~40年のマンションが90棟、築20~30年のマンションが約120棟、築10年~20年のマンションが約125棟、築10年未満が約50棟という内訳です。ここ10年は新築は減っていますが、年間5棟程度は、新にマンションが建てられている状況です。
事業主別にみると、あなぶき興産が111棟、穴吹工務店が76棟、ダイア建設が58棟、和田コーポレーションが40棟、この4社で285棟と全体の68%を占めます。
管理会社別では、穴吹ハウジングサービスが101棟、穴吹コミュニティが81棟、コミュニティワンが58棟、合人社計画研究所が44棟、この4社で284棟と全体の67%を占めます。事業主・管理会社とも上位4社で全体の約7割を占めていることのなります。
独立して、この仕事を始めた時に、実際の高松の分譲マンションを見てみようと、市内の分譲マンションを見て回りました、築30年以上たっても、大規模修繕工事が行われた形跡のないマンションや、入居者用ポストを見てみると、入居者がおらず、ガムテープでポストの投函口が塞がれている住戸が、高経年化のマンションでは多く見られました。
マンションの3つの老い「建物の老朽化・住人の高年齢化・管理業務の担い手不足」の対策のための、行政との連携は今後ますます重要性を増してくると思います。
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