少し古いですが2023年7月3日の東京カンテイから、2022年に首都圏で流通した分譲マンション(70㎡換算)の管理費と修繕積立金の平均額が発表されました。
築年数別でみてみると、築1年物件では管理費21,364円・修繕積立金8,919円で合計30,283円。築10年物件では、それぞれ管理費15,357円・修繕積立金12,389円で合計27,746円。となっています。
築年数が古くなるほど、管理費が下り、修繕積立金は上がる傾向ですが、合計金額は3万円前後で推移しているようです。10年前の2012年当時に比べ約30%値上がりしています。
昨今の人件費アップや工事費の高騰を考えると、管理費と修繕積立金はますます増える予想です。マンションは高すぎて住めない、そんな時代になるのかもしれません。
私のマンションは高松にありますが、72㎡の3LDKで管理費が4,600円、修繕積立金が11,000円で合計15,600円です。首都圏のマンションと比べると、半額の費用です。この結果を見ると、地方圏では管理費がかなり安いことがわかります。首都圏では管理員さんの人件費が時給1,500円程度とも言われています。一方高松では最低賃金の時給918円です。
首都圏では、この金額に電気代・ガス代・水道代と、駐車場代までを含めると、ローンを除く住居費でも10万円近くかかるのではないでしょうか?東京は高くて住めない。データからも良くわかります。
人口の一極集中はやはり問題です。人間らしい生活を送るためにも、今後は地方分散が重要なキーワードになると思います。
Comments