「マンション管理新聞」(5月24日号)に2020年3月末現在の管理会社別の管理戸数のランキングが掲載されています。
トップ10のランキングは以下の通りです。
· 1位:日本ハウズイング(459,551戸)
· 2位:大京アステージ(429,576戸)
· 3位:長谷エコミュニテイ(366,793戸)
· 4位:東急コミュニティー(341,041戸)
· 5位:三菱地所コミュニティ(335,980戸)
· 6位:大和ライフネクスト(273,011戸)
· 7位:合人社計画研究所(217,075戸)
· 8位:三井不動産レジデンシャルサービス(209,421戸)
· 9位:住友不動産建物サービス(173,147戸)
· 10位:野村不動産パートナーズ(164,126戸)
ちなみに香川県での管理戸数が多い、コミュニティワンは12位で16,377戸。あなぶきハウジングサービスは13位で127,990戸。穴吹コミュニティ14位で108,757戸となっています。
トップグループは日本ハウズイングと大京アステージで、ともに40万戸超の管理戸数です。大京アステージと穴吹コミュニティは、同じオリックスグループであり、合計すると538,333戸と50万戸越えの管理戸数があります。
また、1位の日本ハウズイングは独立系の管理会社でありグループの販売したマンションを自動的に受注する他社と違い、低コストを武器に他社の管理物件をリプレイスして、受託戸数を拡大していることがわかります。日本ハウズイングは、香川県ではまだほとんど無名ですが、四国にも支店を設置するということであり、今後の香川県での管理費削減競争が激化しそうな予感もあります。
注目すべきは9位の住友不動産建物サービスのマンション管理戸数が昨年から17,574戸減少(▲9.2%)したことです。「昨今の人手不足、人件費高騰を受けて同社がサービスの品質を保てないとして『契約辞退』を申し入れた結果の表れだ」(マンション管理新聞記事より)。との記載があります。香川県でも、無理難題を言う管理組合が、管理会社から契約破棄の通知をされたという噂も聞きました。
むやみに管理戸数を追いかけるのではなく、収益率に重きをおいた経営に管理会社も舵を切ってきたことがわかります。今後は、管理会社から、管理を切られるマンションも出てくるかもしれません。
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