2021年12月24日の戸建てリノベINFOの表題の記事を紹介します。
「今年を振り返ると、私が経験したことのない不動産市況でした。不動産経済研究所によれば、2021年10月発売の首都圏新築マンション平均価格は6,750万円と、1990年のバブル期を超えて過去最高となり話題を呼んでいます。中古市場でも不動産価格は、日に日にどんどん上がっていく!前年比で成約㎡単価は 19 ヶ月連続で上昇、在庫㎡単価は 46 ヶ月連続で上昇という状況です。
今年もたくさんのお客様のお住まい探しのお手伝いをしてまいりましたが、売り物件の在庫量が例年より少なく、一定の需要があったため、一瞬で売れてしまう物件が多かったです。こんなスピード感で売れていく年は過去に記憶がありません!
ちょっと良い物件等は、土日の内見に10組以上が殺到するということも決して珍しくなかったです。良い物件は、価格交渉をするもんなら買えなくなってしまうということで、満額の買い付けを入れたにも関わらず3~4組の買付申し込みが重なり購入できなかったということが多々ありました。買付が重なってしまった場合、満額で購入をしたいと言っても購入できる可能性は、低くなってしまうためこれは良い物件だなというものについては、買い手のお客様にとっては厳しいですが、即断即決で満額買付が必要な状況でした。不動産は、基本的に同じものがなく、定価というものがありません。本当に縁とタイミングそして事前準備をしていないと購入できないという印象でした。
いつが買い時?
昨今の市況を見ていると、わずか3年ぐらい前に、今は高いのでやめておきますといったお客様はどうしているのか気になるところです。なかなかタイミングを逃してしまって不動産価格が上昇していくこのタイミングでますます買えなくなってしまっている人もいらっしゃいました。
「いつが買い時かがもはやわからない」というお声をたくさんききますが、私の経験上、お客様が欲しいな、購入を検討しようかなといったタイミングが一番よろしいかと思います。なぜなら、不動産の暴落のタイミングで底値で購入したいというのは、ほぼ無理だからです。不動産の中でも住宅用の不動産は不況に大変強く、立地さえ外さなければ極端に価格が安くなることが少ないです。
極端に不動産価格が安くなるという時は、
・需要が減る ・供給量が多すぎる ・金利が上がる ・金融の引き締め ・世界的経済クライシスがおこる ・大災害がおきる
そのような時です。 あなたが計画的にそのような事が起こるまで待つというのは不可能ではないですが、あまり合理的ではありませんね。ですから、あなたが購入を検討しようかなと考えたタイミングがその方にとって真剣に考えてみるのが一番良いと思います。
真剣に考えだすと、 ・今住んでいる場所の不動産価格が気になる、 ・どんなところで暮らしてみたら家族が幸せかな ・自分のご家族の将来の暮らし どうしたいかな? ・購入しようと思ったら、お金の面どうなるのかな? ・どんな物件を購入したらよいのかな・・・ ・今買ったら、こんな減税がある・・・
急にいろんな情報が目に入ってきたり自分の暮らしの変化をイメージしてみたりされると思います。住宅購入を検討しようかなと思ったタイミングで後は、どのようなものを選ぶのかどのような住まいがあなたの家族にとって重要なのか住まいは、家族にとっても基盤になる場所ですからワクワクしながら探しつつ、高額なお買い物なので、家族の快適性・合理性・不動産の資産性も判断しつつ検討されますことをお勧めいたします。」
このブログにもあるように、昨年の首都圏の不動産状況は、かつてのバブル時代を思い起こさせるような状況でした。新しく出来るマンションの価格がどんどんと値上がりし、早く買わなければ、買いたいマンションが買えないような状況でした。
不動産購入のパターンは、結婚時や子供が小学校に入る前等、ライフステージが変わるときに購入するケースが多いですが、このブログにもある通り、ある日突然の出会いで購入を決めるケースも結構あります。私の知り合いでも、買い物のついでに何気なくモデルルームに行っただけでマンションを購入した人や、晩御飯を食べに行ったおりに、レストランの近くに新築マンションのバルコニーにキャンセル住戸発生という垂れ幕を見て購入を即決した人もいます。ただ、それらの人も出会いは偶然とは言いながら、日ごろから良いマンションはないかと気にかけており、日ごろからマンションのチラシやモデルルーム巡りを趣味のようにしていました。
マンションを買った後の生活をイメージして、焦らずに、日ごろからアンテナを立てておくことが、不動産購入を失敗しない最善の方法だと思います。
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