2023年7月31日の戸建てリノベinfoの表題の記事を紹介します。
「3次元(3D)プリンター製の住宅の量産を目指すセレンディクス様(兵庫県西宮市)の平屋住宅を製作した特集のニュースを見ましたのでご紹介いたします。屋根には木造と3Dプリンターで部材を製作し、重機を使って組み立てています。施工精度や耐久性を調査後、8月下旬から1棟550万円、6棟限定で販売するとの事ですので詳細はまだ明らかにされていませんがキャスターの方が室内に入った時に木の香りすると言っていました。
「serendix50(フジツボモデル)」は延べ床面積50平方メートルの1LDKで、2人暮らしの利用を想定、一般の住宅と同じようにキッチンやバス・トイレを備えてる住宅です。
フジツボモデルは、3Dプリント技術の第一人者である慶應義塾大学環境情報学部の田中浩也教授率いる慶應義塾大学KGRI環デザイン&デジタルマニュファクチャリング創造センターとの共同プロジェクトとの事です。グランピング施設や3坪ショップ、離れなどの用途に限られる10平米のserendix 10に対して、49平米のフジツボモデルは水回り設備を完備した「住宅」仕様。3Dプリンターハウスで生活することができるのです。1LDKの平屋で、施工時間は48時間でできる新築一軒家、価格は550万円です。
問い合わせは多く若い人より、若い頃に購入した2階建て、3階建ての家では年齢を重ねると住みにくくなり、リフォームするとなると1000万円以上かかってしまったり、賃貸住宅によっては、高齢者の入居をさまざまな理由をつけて断ったりするケースもあることからか60代以上の方からの問い合わせが多いそうです。
コンクリート壁の厚さは30cm以上、躯体全体の重量は約20tもあり、まるでビルのように頑丈な造り。プロトタイプでは鉄筋などの構造体を使わずとも、十分な安定性と強度を実現しています。ただし、建築基準法で指定された鉄筋などの材料を使わない構造物は、個別に国土交通大臣の認定が必要なため、大臣認定の取得に向けて現在申請に着手していると以前の情報ではありますが書かれておりました。来年以降には70平米も発売予定とのことですが都市計画区域内など土地は条件によってはいろいろな認可など必要になってくると思いますが今後楽しみです。
もっと早くに開発して頂ければ、私も購入を検討したかったです。土地があれば私たちの子ども世代の住宅購入の選択は広がるのではないでしょうか。
片や、7月20日不動産経済研究所(東京・新宿)が発表した2023年1〜6月の新築分譲マンションの平均価格は、東京23区内が前年同期に比べ約6割高い1億2962万円でした。上半期では1973年の調査開始以来初めて1億円を突破との事、資材高や人手不足などで建築コストが膨らんでいるというニュースもありました。
内容の詳細は下記の記事をご覧ください。(日本経済新聞より)新築マンション、東京23区で初の1億円超え 1〜6月
いろいろなものが高騰していく中での3Dプリンターの平屋住宅はマイホームの夢を現実化に近づけるお話でした。今後も住宅購入に役立つ情報を見つけましたらご紹介していきたいと思います。」
建築材料の高騰や職人不足の中、延べ床面積50平方メートルの1LDKの値段が550万円は驚きの値段です。今後は人間が介在しない3Dプリンター住宅も、住宅の一分野として広く認識されるのかもしれません。
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