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執筆者の写真快適マンションパートナーズ 石田

在宅避難

更新日:2021年8月11日



 2021年7月3日に静岡県熱海市で大雨が原因の土石流事故が発生しました。ちょうど1年前の2020年7月3日には、熊本県で球磨川が氾濫し甚大な災害が発生しました。また3年前の7月6日には西日本豪雨により広島県でがけ崩れがおこり多くの住宅が倒壊しました。

 地球温暖化の影響もあり、想定外の大雨が降ることでの災害が梅雨明け前の7月初旬に多く発生しています。

 熱海の土石流の事故映像を見ても、木造の住宅に比べて鉄筋コンクリート造の住宅は、災害に強いことが解ります。過去にもJR福知山線の脱線事故で列車がマンションに衝突した事故でも、マンションはほぼ無傷でしたし、阪神大震災の折にも、被災調査にマンションに行ったおりには、木造の住宅が壊れた親類が、分譲マンションの親類の家に避難しているお宅を何件か見ました。また東日本大震災でも、津波がきても鉄筋コンクリート造の建物は流されずに残っています。


 このように災害時にも強い鉄筋コンクリート造のマンションでは、災害発生時に在宅避難をすすめる意見が最近増えています。「倒壊の心配のないマンション住人は、避難所に行かず、出来るだけ住宅でとどまって欲しい」という方針をうちだしている自治体も増えています。


 最近はコロナの影響もあり、三密を避けるという意味でも在宅避難は有効な手段です。


在宅避難のための準備

 住宅は無事でも、在宅避難をするためには、それなりの準備が必要です。必要なものをいくつかピックアップしてみます。


食料

 最低7日分以上の食料が必要です。(できれば10日以上)

 停電で冷蔵庫が使えないおそれもあるので、まずは冷蔵庫にあるものから食べるようにしましょう。水道も使えないおそれがあるので、ペットボトルの水は多めに備蓄しておきましょう。停電でポンプが動かず、水道から水が出ないことも考えられます。受水槽のあるマンションでは受水槽から直接水が使えるように災害時対応しておくことも重要です。

 インスタント食品が食べられるよう、お湯が沸かせるようにカセットコンロとガスボンベも用意しておくといいでしょう。


トイレ

 排水管も使えないおそれがあるため、災害用のトイレの用意も必要です。その他、入浴や洗顔もできないことも考えて、ウェットティッシュや汗拭きシート、水なしシャンプーなども用意しておきましょう。トイレットペーパー、キッチンペーパー、ガムテープ、ごみ袋等もあれば便利です。


その他

 情報収集にはスマートフォンはかかせません。充電切れになることを考えて、ソーラー式充電器があれば便利です。また最近はハイブリッド型の車も増えてきてバッテリーが大型化しているので、シガレットケースから携帯電話へ充電できるUSB充電プラグも用意しておきましょう。充電プラグは最近では100円ショップでも売られています。

 また災害時にとても便利なのがキャンプ用品です。ランタン・ヘッドライト・コンロ等、災害時の避難を想定して、近場でのキャンプや車中泊で予行演習を行うのも有効だと思います。


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