• 快適マンションパートナーズ 石田

節ガス

更新日:10月3日



 経済産業省は2022年7月11日、有識者による会議を開き、都市ガスの需給がひっ迫した場合に備えて、利用者に節約を促すいわゆる「節ガス」を要請する制度について議論しました。ガスが足りない危機的な状況になった場合は、使用を強制的に制限する手段も必要だとして、法整備も含めて検討を進めることにしています。

 ウクライナ情勢が緊迫化するなか、サハリン2からの天然ガス供給も危ぶまれる中、経済産業省は都市ガスの原料となるLNG=液化天然ガスが安定的に調達できない状況になった場合に備えて、ガスの利用者に節約を促す「節ガス」を要請する制度の導入を検討しています。

 いままで「節電」は聞いたことがありますが「節ガス」という言葉は今回初めて聞きました。では「節ガス対策」としては一体どのような方法があるのでしょうか?


 各ガス会社はガイドブック等で「節ガス」のアイデアを記載しています。

 例えば、東京ガスは「ウルトラ省エネブック」という対策集を以前から作成しており、「リビング編」、「キッチン編」といった具合に、さまざまな省エネ対策をまとめています。

 例えば、「お風呂のふたを閉める」「ひとり1分シャワーの時間を短縮する」といった行動でどの程度の省エネ効果、「節ガス」効果があるのか、イラストや数値で分かりやすく伝えている。このほか、大阪ガスは「かしこい暮らしのヒント図鑑」として、リビング、バスルーム、キッチンごとに省エネのちょっとしたコツを紹介している。東邦ガス「くらしのecoスタイル」、京葉ガス「省エネ・節電ガイドブック」などもあります。


ガス代の節約アイデア|お風呂編

 ガス使用量の大きい部分を占める場所が、お風呂です。少し気を付けるだけでもガス代の節約には効果的なので、下記の方法を是非実践してみてください。


・シャワーを無駄に出しっぱなしにしない  1分間シャワーのお湯を出し続けると、約12リットルのお湯を使うことになります。シャワーを15分使うと、だいたい浴槽1杯分(180リットル)ものお湯を使うことに。

 資源エネルギー庁によると、毎日1分間シャワーを出す時間を短縮するだけで、年間約2,300円のガス代節約になるそうです(都市ガスの場合)。シャワーの際は、必要以上にお湯を出しっぱなしにしないよう気をつけてみましょう。


・世帯によってお風呂とシャワーを使い分ける

 浴槽にお湯を張った場合1回で約200リットルのお湯が必要で、これはシャワーを約17分使ったときと同じ量です。そのため一人暮らしの場合はシャワーが、3人以上がシャワーを使用する場合は湯舟にお湯を張った方が、お湯の使用量を減らせてガス代の節約に繋がります

 

・シャワーヘッドを節水用に変える

 節水用のシャワーヘッドを付けることでガス代が節約できます。節水用のシャワーヘッドは通常のシャワーヘッドに比べて穴の大きさ・数が少なくなっているので、水圧を変えることなくお湯の使用量を減らすことが可能です。機種によっては、お湯の使用量が約50%も減らせるものもあるようです。


・追い焚きを使用しない

 家族で入浴時間が異なると追い焚きを使用する家庭が多いですが、ガス代の節約のためには追い焚きを使用しないことがおすすめです。例えば、追い焚きする回数を1日1回減らすだけでも1年間で6,190円もガス代を節約できます。

 追い焚きを使用しなくて済むように、お湯が冷める前に家族全員がお風呂に入るようにしましょう。もし家族で入浴時間が異なる場合は、お湯が冷めるのを防ぐためにお風呂の蓋や保温シートを活用してみてください。


・湯船を満杯にしない

 ガス代を節約したいのであれば、浴槽にお湯を張るときに満杯にしないように気を付けましょう。ガス代だけではなく、水道代の節約にもなります。自動お湯張り機能が付いていない場合は自動でお湯張りができる水栓(定量止水機能付き)もあるので、ぜひ活用してみてください。

 お湯の温度も設定温度が高いほどガス代が高くなります。ガス代が高いと思ったら設定温度が高くないか見直しをしてみましょう。


ガス代の節約アイデア|キッチン編

 季節を問わず、使う頻度の多いキッチン。ガスを使っているのはガスコンロとシンクのお湯です。この2つの使用を減らすことで、ガス代の節約がかないます。ちょっとした心がけで節約できるので、下記を意識してみてください。


ガスコンロの使用量を減らす方法

・食器洗い乾燥機を活用する

 特に食器洗い乾燥機は、電気代と水道代のみを考えた場合、節水・節電効果があります。


・お湯の使用を最小限にする

 キッチンでもお皿洗いや料理などでお湯を使い、特に冬場はお湯を使う回数が増えます。ガス代を節約したいのであれば、お湯の使用は最小限にするのがおすすめです。もしくは設定温度を下げてガスの使用量を減らしましょう。

 例えば、お皿洗いをするときに設定温度を40℃から38℃に2℃下げることにより1年間で約1,430円のガス代節約になります。お皿洗いをするときはお風呂やシャワーと違い、そこまで温度の高いお湯は必要ないので、なるべく温度を下げて使用しましょう。


・長い時間ガスコンロを使用しない

 料理で火にかけている時間をできるだけ短くすることで、ガス代の節約になります。例えば、長時間火にかけなくてはいけない煮込み料理を作るときに、圧力鍋を使用したり保温性がある鍋を使って調理したりすることで火にかける時間を短くできます。

 また、火力を強くしていると鍋やフライパンの底から炎がはみ出すことがありますが、はみ出した分のガスが無駄になってしまうので火力は適度にして使用しましょう。火力を強火から中火にして料理した場合、1年間で約390円のガス代節約になります。


・高火力を使う料理を控える

 高火力で料理をすると火力が強いのでガスの使用量は当然増えます。ガス代を節約したいのであれば、なるべく高火力を使う料理を控えるようにしましょう。高火力を使う料理には、揚げ物などがあります。また、高火力を使う料理には油を使用することが多くお皿洗いの手間が増えるので、その分水道代やガス代がかかります。高火力を使う料理を作る回数を減らすだけで、ガス代の節約だけではなくお皿洗いの手間を減らせます。


・電子レンジや電気ケトルを使用する

 調理で火を使う時間を減らせばガス代の節約に繋がります。そこでなるべく火を使わないよう電子レンジを活用してみてください。例えば、野菜を茹でるときに電子レンジを使えば時間の短縮だけではなく手間も減らせます。また、味噌汁やシチュー、カレーを温めるときも電子レンジを使えばガス代の節約になります。

 さらにお湯を沸かすときには電子ケトルを活用し、ガス代を節約しましょう。調理の際に電気を使うと電気代が上がってしまうのではと心配になる方もいると思いますが、電気を使用した方が光熱費を抑えられるケースが多いです。

 その他、・冷凍食品の解凍する際は自然解凍か電子レンジを使う・つけ置き洗いをする等もガス代節約に有効です。

ガス代の節約アイデア|リビング編

 リビングでガスを使用するのは、ガスファンヒーター、ガス式の床暖房などの暖房器具。夏の暑い時期に使うものはあまりありません。寒い時期にガス代を節約するためには、下記のことに気をつけてみましょう。

・暖房器具の温度を下げる ・ガスファンヒーターは効率がよく部屋を温められる窓際に置く ・ガスファンヒーターのフィルターをこまめに手入れする ・就寝前や外出前には暖房器具を切る ・消し忘れのないよう、タイマー機能を活用する


 その他では、排水確保の必要がありますが、ガス給湯器を省エネ型のエコジョーズに変更する方法もあります。

 ガスは夏場よりも暖房等、冬場に多く利用します。上記のようなちょっとしたアイデアで「節ガス」することをお勧めします。

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