マンションのパンフレット等の間取り図を見てみると。PSやMB等の表示がある場合があります。今回は、この言葉の説明です。
PSはパイプシャフトの略で、共用の排水管が設置されています。一般的にマンションのトイレやキッチン・浴室等の排水管はマンションの最上階から最下階まで同じ場所に垂直に設置されています。PSはマンションの住戸内(専有部)に設置されていますが共用部分であり、勝手に撤去等はできません。マンションをフルリフォームする場合には、PSの位置に注意して、排水の可能な位置にトイレやキッチン・浴室等を設置する必要があります。
MBとはメーターボックスの略で、開放廊下に面して設置され、ガス・水道・電気等の共用配管および各種メーター等が設置されています。ガス給湯器や、TV・電話等の配線も、この部分に設置されているマンションもあります。当然、この部分も上下階のマンションで共有しているために、共用部分となります。
古いマンションでは、上階の給排水管が下階の天井裏に設置されているケースもあります。この部分も共用部分となり、リフォーム等で勝手に変更はできません。
上下階の床の防音性能の確保も含め、マンションをリフォームする場合には、上記のようなことを充分理解した設計事務所や施工会社に、工事を依頼する必要があります。
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