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  • 執筆者の写真快適マンションパートナーズ 石田

大和ハウスが新住宅ローン 20年後に売却で返済ゼロ

更新日:2023年4月11日



 2022年9月15日の日経新聞の表題の記事を紹介します。


「大和ハウス工業は10月から、戸建て住宅を20年以上保有してから売却すると、借入残高がゼロになる住宅ローンの取り扱いを始める。利用者は資産価値の目減りにより、売却しても残債が残るリスクを避けられる。大和ハウスは中古住宅の販売に力を入れており、取扱物件の確保につなげる。

利用者は20~25年後をめどに設定した時期を過ぎると、①住宅を手放してローンの借入残高をゼロにする②改めて長期のローンに借り換えて月々の返済額を抑える③住宅を購入した当初に契約したローンのまま返済を続ける――から選択できる。

 このローンの対象になる物件かどうかは、大和ハウスと連携する移住・住みかえ支援機構(JTI、東京・千代田)が判断する。JTIは借入額や立地などを勘案し、土地や建物の将来価値を算出する。この価値が低すぎる物件は対象外となる。

 ローン利用者が手放す物件はJTIが買い、自前で賃貸したり大和ハウスに売却したりする。大和ハウスは入手した物件を、状態に応じてリノベーションして再販する。

 ローン自体は大和ハウスなど住宅メーカーが出資する日本住宅ローン(東京・渋谷)が融資する。

大和ハウスの注文住宅の国内販売戸数はここ10年で4割弱減っており、収益力の底上げへ中古住宅の販売を強化する。2021年度で中古住宅の販売は50棟程度だったが、22~26年度で累計680棟をめざす。」


 記事を読んで、車の残価設定ローン(ザンクレ)のような商品かと想像しました。予め20年後の中古住宅の価値を設定して、購入当初の借入金額を設定するのだと思います。戸建て住宅だけでなく、マンションでも採用可能な方法だと思います。戸建て住宅よりも資産価値が下がりにくい分譲マンションのほうが、35年間の長期ローンを組むよりも、月々の返済金額を安く設定できると思うので、是非、他の金融機関でも検討して欲しいと思います。


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