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執筆者の写真快適マンションパートナーズ 石田

エレベーターが停電したら…EVが救う

更新日:2023年11月20日



 2023年4月14日の朝日新聞デジタルの表題の記事を紹介します。


「停電でエレベーターが止まっても、電気自動車(EV)から電気を送って動かせる――。そんなシステムを日立ビルシステムが6月に発売する。新しく建てるマンションに取り付けて、災害時に使われることを見込んでいる。同社が12日、発表した。


 「V2Xシステム」は、専用の設備につないだEVから電気をエレベーターに送り込み、エレベーターの速度を落とすなど調整しながら動かす。エアコンや給排水ポンプを動かしたり、照明をつけたりすることもできる。平常時はEVの充電設備として使えるという。

 同社は日産自動車と手を組み、実証実験を進めてきた。昨年から日産のEVを使ってエレベーターを動かす実験を重ねた。電池の容量が20キロワット時の軽自動車のEV「サクラ」を100%充電し、残量が10%になるまでエレベーターを動かす実験では、14時間56分稼働できた。分速30メートルの低速運転で、1階から6階まで416回の往復を実現したという。

 今後、同社は日産とともに、企業や地方自治体に売り込む予定だ。」


 電気自動車の蓄電池を災害時の非常用バッテリーで使うのは、非常にいいアイデアだと思います。災害時用に非常用バッテリーを購入していても、非常時以外は使い道がなく、充放電を繰り返して結局15年程度で買い替える必要があることを考えれば、電気自動車を1台組合で購入し、非常時以外は、レンタカーとして入居者に貸し出せば、入居者の利便性もアップします。

 現在は日立ビルシステムだけのようですが、エレベーターメーカー各社が、後付けも含めて商品展開してくれることを望みます。


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