会社員時代のクレームでトイレから出られなくなったというクレームがありました。トイレドアのレバーハンドルが外れて、ドアが開けられなくなったというクレームです。
レバーハンドルは上記図のように、軸が一体になった図13のレバーと、レバーのみの図15が一体となって構成されています。図15のレバーがトイレ側にあった場合に、このレバーが外れて、軸一体方のレバー(図13)が廊下側に抜け落ちて、トイレに閉じ込められたという事例でした。ネットで検索してみても、同じような事故が発生し、たまたま持っていた携帯電話で消防署に連絡して助けてもらったという記事もありました。
トイレ側に軸一体方のレバー(図13)が設置されていれば、レバーが外れても、抜けたレバーをドアに差し込みドアを開けることができます。実際、私が勤めていた建設会社では、この事故以降、軸一体型のレバーをトイレ室内側に設置するように施工基準を定めました。
今付いているレバーハンドルが軸一体型かそうでないかは、レバーハンドルにネジがあるかどうかで解ります。トイレ側のレバーハンドルの付け根部分の下側を触ってみて、ネジがあるようなら、閉じ込められるおそれがある状況ですので、レバーハンドルを一度取外し、逆に付け替えましょう。ドライバー一本で簡単に交換可能です。万が一の事故に合わないためにも、是非確認してください。
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