
オートロックの採用や、ワンドアツーロックの採用、防犯カメラの設置、ピッキングに強い鍵の採用と、最新のマンションは様々なセキュリティ対策が施されています。高級マンションでは、出入り口に警備員を配置し、セキュリティの高さを売りにしている物件もあります。
欧米ではゲーテットシティとして、マンションの周囲を高い壁で囲い、門扉のある守衛室で、不審者の出入りを制限しているマンションもあります。
ゲーテットシティまでの対応をしなくても、最新の防犯設備は施設の改修で対応可能です。今回はそんなマンションの防犯対策についてのお話です。
オートロック化
古いマンションではオートロックのないマンションもあります。エントランスの改修でオートロックに変更することも可能です。エレベーターの操作盤も鍵や暗証番号がないと運転できないようにすることで、ダブルロック化することも出来ます。また、自転車置き場の出入り口をオートロック化することで、自転車の盗難を防ぐことや、駐車場出入り口にシャッターゲートやチェーンゲートを設置することも出来ます。
防犯カメラ
マンションでも防犯カメラの設置が一般的になってきました。最近の傾向としては、エレベーター内部にも、防犯カメラを設置し、誰が乗っているのかわかるような対策をしているマンションもあります。1階のエレベーター乗り場にモニターを設置し、防犯カメラの映像を流すことで、セキュリティに配慮しているマンションであることを、一般の人にアピールしているマンションもあります。
玄関ドア
かってピッキングによる盗難が流行したこともあり、最近の玄関ドアはセキュリティが強化されています。今の玄関ドアを交換することで、ワンドアツーロックに変更することや、レバーハンドルからプッシュプルハンドルに変更したり、地震でも開閉しやすい対震玄関ドアに変更することが出来ます。
面格子
昔の面格子は、サッシに引っ掛けて設置されており、割合簡単に取外しができます。最近の防犯面格子はサッシに特殊ビスで固定されており、防犯性が高くなっています。また、ルーバー面格子に交換すれば、窓を開けていても、室内が見えにくくなる等、プライバシーにも配慮されています。
インターホン
インターホンと玄関ドア・サッシの防犯センサーを連動させることで、侵入者がいた場合に、自動で警備会社へ通報できるシステムもあります。マンション全体で警備会社と契約すれば、一戸建てのホームセキュリティよりも安価にホームセキュリティを取り入れることも出来ます。ペンダント型の非常スイッチを入居者に身につけてもらうことで、高齢者の見守りも出来ます。
サッシ
最近のサッシはダブルロックが基本です。古いマンションでサッシを交換すれば、防犯性もアップします。またペアガラスやLow-Eガラスにすることで、省エネや結露対策にもなります。
その他
植栽が生い茂り、道路からの見通しが悪くなっていたり、直接2階や、開放廊下に入れるような足場がないか?確認が必要です。理事会でマンション内をパトロールし、防犯対策が必要な場所がないか確認しましょう。
まとめ
どんなにお金をかけてもハード面の対策だけでは十分とは言えません。日頃から入居者間の挨拶が行われ、部外者にも声掛けが行われているマンションは、犯罪者がいやがるマンションだと言われています。入居者同志が顔見知りになり、不審者の侵入をすぐにわかるマンションが、防犯にすぐれたマンションです。
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